2008年10月19日日曜日

わが友、SL

ここついぞ、600SLをオープンで乗る機会は少なかっが、本日、久しぶりに幌を上げ、ガラ空きの鎌倉の山道を60km〜80kmで走ってみると、この車の真骨頂がようやくわかってきた。

そして、首都高湾岸線をオープン状態でも、アクセル一踏みで、160kmまで、一気に矢のように加速しても全く不安がない。唯一気になるのが、さすがに風の巻き込み。これは付属の巻き込み防止のドラフト・エアー・ストラップを付ければば、ほぼ100kmまでは無風とのことである。


R129のボディ剛性は、この時代のオープンにしては驚異的ともいえるレベルに達しており、ハードトップ装着時などは、この車が、オープンであることを完全に忘れるくらいである。この万能性を認めた上で、R129のオープン時の気持ちよさは、ハードトップ装着時を大きく上回り、言葉では言い尽くせないものがある
オープンモデルにも関わらず、R129がこれまで上質な走りを実現出来ているのは、言い尽くされたことであるが、設計は勿論のこと、そのボディのつくりの良さであろう。
確かに、現在のコンピューターで最適設計された、高剛性の車、例えば、日産のスカイラインや、FUGA、AUDI、こういう車は確かに乗ってはっきり分かるくらい、剛性も、剛性感も高いが、決して気持ち良くない。
その点、ベンツは最新のモデルでも、独特の「しなり」があって、これが、えもいわれぬベンツの乗り味にかなり寄与していると思う。とりわけ、R129は、オープンモデルであるから、このしなりを十分に生かし、車重、エンジンパワー、短いホイールベースと相まって、独特の乗り味を達成している。この乗り味は、相当高級なものなのだ。

一時は、もう放出も考えた600SLであるが、もっと手を入れて、もっと良くしたい気持ちになってきました。
手始めに、サッコ・プレートの色あせの再塗装と、HID化と、スピーカーのインストールおよび、途中で止まってしまう、ラジオアンテナの交換、
手始めに、来週末は、エンジンルームの丸洗いと、ボディに付着したピッチの除去、ドアの接合部、トランクの溝、ドアシールの洗浄、および保護剤の塗布、、


私があえて言うまでもなく、R129は名車です。今100万くらいで、相当いいR129が買えます。初期メンテに、30万くらいかけてビシッと直せば、相当満足度の高い車両が手に入ると思います。また、程度の良いR129は、もうあんまり値崩れしないので、売る時に二束三文にはならないと思いますね。

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