2013年4月30日火曜日

R129 500SL ソフトトップのシリンダーの交換





今年の桜は関東では例年よりも一週間くらい早かったようだが、関西はやや遅い開花であった。しかし、満開の時期にあろうことか季節はずれの暴風雨が襲い、桜はあっけなく散ってしまったのだ。

しかし、桜はソメイヨシノだけではない。八重桜やしだれ桜の一種は、四月の終わりから五月の上旬まで咲いているものもあるという。

ということで、先週末に、桜の最後の見所である自宅近くにある箕面の「勝尾寺」に行ってきた。勝尾寺は、千三百年の歴史を持つ有名なお寺で、西國霊場第二十三番札所でもある。



その帰り道、久々にこのSLのソフトトップを開けて走ってみた。四月の心地よい風を受けながら、緩やかな山道を、木漏れ日を浴びながらゆったりと走るSL。この上も無い幸福感に私は包まれていた。

途中のレストランで食事をしようとソフトトップをたたもうかとスイッチを押したが、反応が鈍い。久々に開閉したものだから動きが渋いのであろうか、、、何度か試みるが、その後スイッチを押してもうんともすんとも言わない状態になってしまった。

その後、Aピラーとルーフの境目からハイドリックオイルがぼたぼたと漏れてきたのだ。

その後、箕面駅近くのメルセデスベンツに入庫し、診断を仰いだところ、、、なんと「私どもはシュテルンでございまして、この年式は対応できるものがおりません」とのことであった。。

先方のご好意で、ソフトトップを閉めていただき、ご丁寧に傘まで頂くところであったが、厚かましいのでご辞退申し上げ、その日はなんとか帰宅した。

その晩、早速部品の調達を行った。OEMの部品もあったが、いつものヤフオクで発見したOHのサービスを利用し、左右両側で15000円でOH済みの部品を調達することが出来た。(不良部品は後に返却し、その後保証金を返金される)

サンバイザーを回転させると、このようになっており、、、
隠し蓋をめくるとこのようなネジがある。6mmの六角レンチを使ってロックを外す。































このようになっている。黒いパーツと両端のゴムのパーツをめくり隠しねじを外す。左右で合計4つ。
カバーは簡単に外れる。 すでにハイドリックオイルがかなり漏れているのがわかる。
 この電装パーツはこの時点で外しておく。
 この部分を交換するのだ。シリンダーの部分は7mmのレンチで、あとは4mmの六角とヘックスドライバーで固定金具を外す。


 オイルのパイプをジョイントする部分。ここを固定している金具の脱着が非常に難儀した。片側で1時間もかかったが、反対側はすべて10分で完了。難易度は普通レベルかな。。
 トランクを開け、スペアタイアを外してカバーを取り除くと、ハイドリックポンプがある。案の定、ハイドリックオイルは空っぽであった。だから、うんともすんとも言わなかったのであろう。































このオイルを使う。純正のハイドリックオイルである。ディーラーでも購入できると思う。

その後、緊張した面持ちで運転席に座り、ソフトトップの開閉スイッチを動作する。カチカチと鳴っているがソフトトップがうんともすんとも言わない。しかし、何やら動き出したようだ。。

すると、いつのまにか前端部分のロックが解除され、苦しそうにソフトトップは折りたたまれた。いつもよりもかなりぎこちなく、時間も倍くらいかかったが、もうこれでよしとしよう。まだ、オイルが十分に回りきっていないのであろう。

その後、車をぐるりと見渡すも、左後輪の前あたりに大きな油のしみを発見する。よく調べてみると、メインのシリンダーにも漏れが見つかった可能性が極めて高い。

とりあえず、原因を特定し、部品を調達せねばならない。。

2013年4月21日日曜日

セルシオ  オイル交換



2012年7月の写真から、、

国道沿いのタイアショップのキャンペーンを利用して、オイル交換を依頼した。久々の交換だったようで、はっきりと効果が実感できた。

AMG S600L 純正BOSEアンプの交換

 2012年11月25日の写真

2012年の1月くらいから、富士通のナビゲーションの音声がいきなりノイズが入りだした。とても聴
いておられない状態になり、ディーラーにも相談するもなかなか原因がはっきりせず、インターネッットで調べた結果、純正のBOSEのアンプの故障であると判断。








トランクの左側のカバーを外し、カプラーを引っこ抜いて差し替えるだけ。実際は、前期型のアンプの場所と思い込んで、リアトレイの奥と勘違いし、トランクの内張りをすべて分解するという作業を行ったため、かなりの時間ロスが生じた。





R129 500SL ボンネットの再塗装



 2012年5月26日の写真より。
R129 500SLのボンネットに鳥の糞が原因で塗装にダメージが生じている。

 ボディカバーが原因で塗装の内部に水分が入り込み、曇りが生じている。これは、かつてベントレーでも経験したことである。

 そこで、ボディサービストリイにお願いし、ボンネットと左フェンダーの板金塗装をお願いすることに。



ご覧のとおり、大変丁寧な作業をしていただいた。












































2013年4月20日土曜日

AMG S600L スタッドレス タイア ミシュラン X-ICE のレビュー



真冬の知床半島を走るAMG S600L。タイアはミシュランのスタッドレスの「X-ICE」。18インチは高いので、16インチの中古ホイールにはかせてみた。性能比較を語れるほど雪道の経験は無いが、大排気量のFR車が何の不安も無くかなりのスピードで走れるというのは驚きであった。

現代のFR車の多くがトラクションコントロールがついており、滑り出したときのコントロール性能などのFR車のメリットもあり、最新のスタッドレスとの組み合わせならば、FFや4WDに比べて圧倒的に不利ではない。
 この四月にヤフオクにて売却する。山はまだまだ残っていた。



2013年4月18日木曜日

セルシオ  マイナス7度の中、パジャマでバッテリー交換する

2011年12月10日とある。

本格的な寒さが到来したころ。買い物に行こうとセルシオのキーをひねったが、寒さのためかうんともすんとも言わない。



 そこで楽天でこのバッテリーを購入した。なんと115D 26Lという規格である。よくわからないが、115というのはバッテリーの始動性能を現すので極寒の道東にはもってこいのバッテリーだと判断しました。お値段は9000円くらいだ。韓国のATLASというメーカーは過去にも何度も購入した
ので性能は信用できる。あとで調べてみると、ハイブリッドカー用のバッテリーのようだ。詳しい説明は割愛。

※BOCSHの安いバッテリーなどよりもはるかに信頼できる。ちなみに、
BOCSHのカスタマーセンターはふざけてるので、もう二度と買わないことにした。







 外観もなかなか格好良い。

 パジャマのままでダウンを着て、寒中外気温マイナス7度の中でバッテリー交換を行った。このころの私は、寒さを感じる余裕もなかったのだ。

ユーノス・ロードスター オイル交換の図

この写真は2012年6月24日とある。場所はお馴染みのマツダディーラー。

 車検取得の際に、油脂類、水周りは一式交換をお願いしたが、エンジンオイルだけは交換していなかった。そのわけは、昔購入したシェブロンの鉱物オイルが1ダース 12箱あったのでそれを持ち込んで交換してもらった。
 オイル交換はすんなりいったのだが、フィルターの交換がやや苦慮した模様。
 シェブロンの鉱物オイル。私はいいオイルも悪いオイルもまだ良くわからない。
 ついでにリフトアップしてもらい各部の点検。ローターも交換時期か?

 ブッシュもそろそろ??

2013年4月17日水曜日

R129 500SL 冬用のタイアに交換する

 この写真は2011年12月27日に撮影したもの。

ご覧のとおり、道東は雪に覆われている。東北のようなドカ雪ではないが、1月から2月にかけてはマイナス20度まで下がるので、アイスバーンになる。交通量の多い主要な道路は除雪が行き届いているが、車のとおりが少ない生活道路が厄介だ。

特に、重量級のFRの大パワー車はこのような状況を最も不得意とする。ここから出られずに何度もJAFのお世話になった。
 そこで、ユーノスロードスターでお世話になったマツダにてスタッドレスタイアに交換を依頼した。とは言っても、このスタッドレスはホイールつきの中古品である。しかし山は8分以上も残っており、まだまだ大丈夫と判断した。
アルミサイズ 7.5J×16 +51 PCD:112 5穴
タイヤサイズ 235/60R16  銘柄は、ドイツの誇るコンチネンタルのウインタータイア。


以下はメーカーのHPより


「ContiWinterContact 」は、氷雪路面はもちろん、冬のハイウェイでも車両のハイパワーを十分に発揮できるよう設計されている。

トレッドには、走行状況に応じて変化するトレッド面の働きを考え、トレッドの内側、中央、外側にそれぞれ最適なブロックと溝を配した「非対称パターンコンセプト」と、同じく最適なサイプ(ブロックに刻まれた細溝)を設定した「非対称サイプ配置コンセプト」を採用し、優れたトラクション、ブレーキング、コーナリング性能を実現した。

また、サイプをナナメに切り込んだ「クロス・リンクド・サイプ」の採用によりブロック剛性を強化し氷上性能とドライ路面での操縦安定性を高めている。コンパウンドは低温条件下でのウェット・ドライ性能に定評のあるコンチネンタルの「シリカコンパウンド」を使用している。最高速度240km/h対応のVレンジまでの商品がラインアップされている。
センターキャップは純正仕様のタイプに交換しました。。


さて、コンチネンタル ウインターコンタクトの性能は、、、、

経年劣化の影響を考慮しなければいけないが、北海道の厳しいアイスバーン(氷結路)では、このタイアでは心もとない。このウインターコンタクトは、ご覧のようにブロックパターンも通常のスタッドレスとはかなり違う。このタイアは、雪や氷結路での停止性能よりも、高速での安定性や静寂さを追求したタイアである。日常の使用には、十分な性能を発揮してくれたが、厳しい北海道での使用はあえてお勧めしないと申し上げておこう。


BMW 7シリーズ E66 760Li 来る!!

昨年の9月ごろ、、夜更けのヤフオクウォッチをしていたら、走行3.9万kmのそこそこ綺麗な760Liが出品されていた。価格もそこそこ安かったので、本文をよく読んでみたら、オートマティックトランスミッションの異常があり、現状で格安で販売しますということであった。

この年代のBMWのオートマチックはZFの6HPという型式で、この年代であれば5シリーズやジャガーなどにも搭載された新世代のトランスミッションである。ご他聞にもれず、他のZFのトランスミッションと同様に故障が多く、アッシー交換だと100万コースだという。

しかし、私はこのオートマチックはさほど費用もかからずに直るのではないかという超ポジティブシンキングで入札した。

売り手の三重県の車屋は、「運転中に三速に固定してしまい、その後メーターに『トランスミッションプログラム異常』という警告が点いてしまうということであった。話しぶりから判断して悪意のある人ではなさそうだったので、面白半分で入札してしまった。

その後に大阪への転勤が決まり、あわただしい日々を過ごしたのだが、その間この760Liは三重県の車屋にずっと預かってもらっていたのだ。

年が明け、ようやく新居が決まり車検を取得しようと日産陸送ゼロの大阪の営業所から、自宅まで陸送を依頼し、予定時間の少し前に私の携帯電話がなった。

「お車の調子が悪い。車のトランスミッションが入らない。すぐにPにはいってしまう」とのことであった。購入した三重県の車屋との話とは違うが、こういうことくらいで目くじらを立てては中古外車には乗る資格はない。

「では、今日のところは中止にしましょう」と日産陸送に伝え、その後にこの車を受け入れてくれる工場を探すことにした。

「BMW オートマティック オーバーホール」と検索したところ、自宅から程近い豊中市のGarage ヨリタカ という整備工場を見つけた。さっそく電話して症状を伝えると、明日にでも入庫OKというお返事があった。

この顛末はまた次回に。。。。



2013年4月16日火曜日

さようならAMG S600L

昨年末に大阪に異動になり、手持ちの車を減らす必要に迫られた。また、引越しを機に、家も家具も洋服も買い替えて気分を一新したいという気持ちも強かった。

売却する候補は、

  1. W140 600SEL、
  2. AMG S600L、
  3. ベントレーターボR(1号機エボニーブラック)、
  4. ユーノス・ロードスター
  5. トヨタ・セルシオ→妹夫婦に譲渡
残す車は、
  1. R129 500SL、
  2. ベントレーターボR(2号機 ダークオイスター)
  3. E66 760Li(2004年式) 昨年の10月に購入
  4. 日産マーチAK12     今年の1月に購入



写真のAMG S600Lは、保有期間は5年であった。















サラリーマンという立場では、週末だけの使用、その中ではAMGの出番は限られていた。
その間の走行距離はたったの5000kmだった。一年で1000kmなのか、、、

歴代のメルセデスの中でも最もベンツらしい威厳を誇るW140をさらにAMGがチューンするとどうなるか?

という車マニアならば誰もが感心を持つであろうテーマに対して、AMGの答えは以下のものである。

エンジンはROMチューンのみ。パワーは1割アップ、低速よりも高速重視

W140の弱点である足回りは手を入れているが、乗り心地は犠牲になっている。

内装は、ベントレーもかくやと思わせる仕上がり。この贅沢さは現行モデルでは味わえない。








三月の終わりに、私のAMG S600Lは九州の篤志家のもとに旅立っていった。

保有している時はこのAMGは自分の車だと疑ったことすらないが、いざ自分の手を離れると、自分はこの車の一時預かり人に過ぎなかったのだなあと思えてくる。

納車の日の前日、駐車場で最後の磨きと清掃を行った。20年近くたってもボディは艶々しており、まだまだ現役で頑張ってくれることだろう。

私の代で装着したナビゲーションのミュージックサーバーには、亡き妻のお気に入りのCDが録音されていた。それは、アメリカ映画「マグノリア」のサウンドトラックであった。

次のオーナーに手渡すときの礼儀として、このようなデータは消去するべきかもしれないが、どうしてもそのアルバムの音源は消すことが出来なかった。

AMG S600Lの5年間のオーナーとして、何か自分なりの痕跡を残したとしたら、この音源くらいなのかもしれない。中古車は思い出とともに次々とオーナーのもとをめぐる。

すでに、このAMGは新しいオーナーのもとで、九州の道を走っていることだろう。このような感傷は知る由もなく。