2009年1月27日火曜日

X300 ダブルシックスを導入する

曾有の金融恐慌の中、もうこれ以上は、手持ちの車を増やすまいと、誓ったばかりであるが、、、


またしても、誘惑に負けてしまった。しかも、現車も確認せず、、、メールと必要書類の郵送だけで、簡単に名義変更まで出来てしまう仕組み。。考えれば、怖いことだ。。



ということで、この週末、納車されたばかりのX300のDD6を乗ってみました。私の、X300の試乗経験は、わんこさんのX300だけで、それも数十分程度。普段、SZ系とW140系しか乗っていないので、X300への違和感は、まず「室内が狭いな」ということ。右ハンドルなので、左足のフットレストが、かなりセンターにオフセットしているので、コーナーでの踏ん張りが効きにくいのにも、戸惑いました。

それと、、運転席のポジションがしっくりこないこと。シートを前後上下に調整しても、ハンドルのチルト調整をしても、いわゆる「ベンツ的」な、運転ポジションは設定できず、「まあ、こんなもんか」と、スタート。道路に出てみると、さすがに、エンジンにはパワーがあり、かつ静か。でも、1500から2000回転くらいまでで、すべて加減速が完了していくので、この豊かなトルク特性は、運転を楽しめる設計になっているなと思う。

ボディの見切りに関しては、やはりベンツやSZ系のほうが良いし、サイズの割には、ハンドルがあんまり切れないので、この車の弱点であることは、周知のとおり。しかし、空いた国道を、60kmくらいで流してみると、この車の良さが段々と、分って来ました。非常に上質な乗り味なんですよね。。


今の、最新式の日本車、ドイツ車のトレンドである「高剛性ボディ」と「しなやかな足」「人間工学に基づいたルーミーな室内空間」という組み合わせの逆で、「ゆるいボディ」「時代遅れな、ゆるい足周り」「人間工学不在のタイトな室内空間」の組み合わせですが、乗り味はジャガーのほうが上質であったりするのです。それは、決してやせ我慢でも、懐古趣味でもなく、好き嫌いの問題です。内装は、これぞジャガーという世界ですから、何にも云う事はありません。
電装系は、日本電装の恩恵なのか、まったくストレスフリーです。これは、日常使用においてきわめて大きい。こんなことで整備工場に出入りさせるのは、無駄以外何物でもありませんから。。
最後にこの車の中古車としての程度については、相当良いと言えるレベルにあります。車を見ずに買うのは、二回目ですが、勘が当たったのか、自分で言うのもなんですが、なかなかの掘り出し物だと言えましょう。今までのオーナーの愛情が行き届いていたのでしょうか、内外装とも非常にきれいです。