2013年10月30日水曜日

BMW E65 760Li ヘッドライトレンズ研磨 最終??

自宅のガレージでは隣近所の騒音が気になってしまい電動工具は一切使っていない。そこで、駅前の駐車場でなら思う存分使える事に気づき、ポリッシャーでヘッドライトを研磨してみたら、あっと言う間にこの通り綺麗になった。スマホのカメラなのであまり綺麗に取れていないが、かなり透明度もアップし、綺麗になったと思う。まだ下のほうが磨ききれていないが、きちんと養生して攻め込むつもりです。。


2013年10月26日土曜日

ベントレー 二号機 再稼動 その2


先週の週末、英国より届いたパワーウインドウの駆動用のモーターの接続部分のゴムブッシュが到着した。左側のパワーウインドウはようやく正常に動き始めたが、脱着時にスピーカーが粉々になってしまい、結局は左右ドアともに交換を余儀なくされた。

単なる補修ならば、13cmのセパレートの2WAYスピーカーをそのまま装着するのが賢明な選択だろう。しかし、、、ここは常識にとらわれずにチャレンジしてみたい。。



ビニルを剥ぎ取ると、二十年前の接着剤がネトネトです。パーツクリーナーとアセトンで根気よく取り除きます。


こういう機会にパワーウインドウのチェーン周りにグリスアップをしておきます。こちらのゴムブッシュはまだまだ大丈夫です。


13cmスピーカーは、フランスのオーダックス製。いい音がします。
これは、モレルの巨大ツイーターです。かつて弩級ツイーターとして名をはせたマクロムの
57.16と同じモデルです。真ん中のドームが凹んでいますが、ドライヤーで修復可能です。

2013年10月15日火曜日

ベントレー 1号機 再稼動に向けて

いつのころからか、車は移動手段ではなく趣味になり、またいつのまにか車と言うのは長期で動かないもの、というのが私の常識になってしまった。

そして、保有台数が片手では足らなくなってから十年が経つ。その間、保有している車が全て完調だったことは一回もないどころか、全て問題有りという感じです。

酷暑も過ぎ去り、私の頭痛の種であったベントレー二台をようやく手を入れる気力が出てきました。

大阪に引っ越してから、軽作業から重作業まで、、、近所の車で5分の場所にある日産にお世話になっています。車好きの若い営業マンとメカニックに恵まれて、かなり無茶なお願いをしています。こういうのは大阪ならではですね。


陸送の際の移動を除き、ほぼ二年ぶりに動かしたベントレー1号機ですが、なんとハンドルを切るとギューギューと結構おおきな異音がしてビックリしました。


三年前に逗子の日産で、ベルト一式を交換しましたが、その後に音が鳴りやまず、「乗るうちに直りますよ」と言われましたが、一向に改善しないまま。それが嫌で段々と乗らなくなって、終いには野ざらしになり、、塗装が駄目になって、ボディの半分くらいを下地まで剥離した塗装をしたりと、なかなか苦労しました。


本日は、急に思い立ってベントレー1号機を日産に入れたところ、流石はメカニック氏、音から一発で、パワステオイルのエアの混入を見抜きました。リフトで上げてみると、案の定ステアリングラックからオイル漏れが、、、、、

とりあえず、急場しのぎで日産純正パワステ・フールドを足してみたら、異音は収まり、ギリギリまで切っても音はせず、オイルも漏れていないようで、予後の様子を見ることに。


そして、、、、ここで問題が発覚しました。。。

ベルト鳴きは、なんと逗子の日産の整備ミスの可能性が高く、ここのメカニック数名の見解では、ベルトの掛け方が微妙に間違っており、ベルトが擦れて異音が出ていたみたいです。これは、逗子の日産にクレームを出さないと、、。とまた新ネタが出来たワイとほくそ笑む私です。

と、なんにも進まなかったけど、充実した一日でした!

帰宅後、すぐに英国のイントロカーに下記のパーツをオーダーしました。前回は、パワーウインドウのゴムブッシュをオーダーしたばかりで、一緒に頼めばよかったなあと思いましたが、、、、


Stock Code Description Qty Net Unit % Disc Disc Unit Net Total

UE46097-X ASSY TWIN BELTS S/PUMP Aftermarket Product 1 £29.95
SPC3429-X BELT COMPRESSOR DRIVE Aftermarket Product 1 £16.95
UE73229-X BELT DRIVE ALTERNATOR Aftermarket Product 1 £14.95
UE73917-X ASSY DRIVE BELT AIR PUMP Aftermarket Product 1 £6.95

送料を加えて98ポンド 15000円くらいですね。送料が4000円以上かかりますが、消費税がかからないのは、海外通販のメリットですね。

E66 760Li ユーザー車検と名義変更   

9月の下旬、E66 760Liのユーザー車検と移転登録(名義変更)を行った。久々のユーザー車検であるが、同時に移転登録も行ったので、想像以上に準備が大変であった。節約した費用は4万円から5万円であるが、費用対効果を考えるとそれも納得できる。

必要な書類は以下の通り

  1.  車庫証明(自動車保管場所証明) 地元の警察に最低で二回いく必要あり
  2.  印鑑証明書               市役所にて入手             
  3.  譲渡証明書               旧所有者より入手
  4.  委任状                      ヾ
  5.  車検証(自動車検査証)           ヾ
  6.  自賠責保険証明書              損保の代理店ならどこでも
  7.  自動車納税証明書               旧所有者より入手
  8.  移転登録申請書(OCRシート第2号様式)  陸運事務所にて入手
  9.  自動車税・自動車取得税申告書       陸運の県税事務所にて
  10.  手数料納付書                   陸運事務所にて
  11.  自動車重量税納付書              陸運事務所にて
  12.  継続検査申請書                 陸運事務所にて
  13.  定期点検整備記録簿              陸運事務所にて

とこれだけの書類を記入しなければならない。それぞれの書類に車台番号や所有者など、同じような項目が多数あり、窓口をあっちへこっちへ回りながらようやく新しい車検証が交付される。職員を見ていると、それぞれの書類の項目を、車検証とつき合わせて確認している。

よくまあこれだけの枚数に仕上げたものだ。こういう役所仕事をこのネット万能時代に延々と続けているのは、業界の悪知恵だと考えざるを得ない。

日本の車検制度は、政府にとっては安定財源の確保と、自動車産業には整備などのビジネスや買い替えの促進になるなど、ざまざまな恩恵をもたらしている。また、複雑な登録制度は、中古自動車の流通市場から個人を閉めだして価格をブラックボックス化し中古車業界を保護している。

消費税が8%そして10%になった場合、個人売買は増えるのではないかという予想もあるようですが、私はそうは思えない。日本人はなによりもリスクを嫌うし、個人売買のトラブルを忌避するだろうからである。

車検そのものは、あっという間に終わる。いまだにハイライトで光軸を合わせたり、前近代的ですね。一体何のための車検制度なのか良くわからない。封印の意味も良くわからない。だって軽自動車は封印しませんからね。
この年代のBMWは、タイアの交換をした後は、空気圧が変わってしまって、警告灯がつくようである。行きの道中でパンクマークがでてビックリしたが、なんだか新しい世代の車を乗っているようでちょっと嬉しかったりする。。(笑)




2013年10月8日火曜日

ベントレー ターボR 二号機 3年ぶりに作業を開始

この写真はおよそ三年前のものである。

思えば、この三年間で様々なことがあった。二度の異動、四回の引越し、そして妻の他界。昔の写真をみると、当時の記憶が鮮明に蘇ってくるが、すぐにそれは儚く消えてしまう。

ガレージに収めている二台のベントレーとR129 500SLは、三年たった今もまだ私の手元にある。これらの車を見て、当時を思い出すこともある。しかし、その存在は私の中ではどんどん小さくなり、殆ど忘れていたと言っても過言ではない。物置にしまったままの作りかけのプラモデルのようなものに成り果てていた。

今年になってから、W140を二台処分し、より新しい年代のモデルに入れ替えていたが、やはりこの車はまだ処分できないでいる。それは簡単に売れないせいもあるが、売るには躊躇させられる重さもあるのだ。

このベントレー二号機は、私の元に来てから一度もナンバーをつけずに、単なるコレクションとしてガレージの一等地に鎮座していた。大阪に来てから陽のあたらない立体駐車場の奥にしまっていたが、ようやく重い腰を上げてこの車を動かしてみようかという気になった。


購入時の一時抹消登録を見てみると、所有者は神戸の企業経営者であり、登録は平成6年であるが、その後平成14年に抹消され、そこからずっと不動のままで業者オークションにかけられ、私が購入することになった。当時の記事はこちら

走行距離も1.2万kmという極上車である。

この色はシリカSilica)というすこしローズがかったシャンパンゴールドのような色。
 こうしてみるとデカイネ。

さて、、、

この日曜日に、突然思い立って、不動状態であったパワーウインドウの修理を行うことにした。手順どおりに行えば、ドアの脱着はさほど難しくはないが、初めての方は多分右往左往されるかと思う。

ベントレーやロールスの物づくりの凄さとあまりの「時代遅れぶり」に接するには良い経験になるので、一度は内張りの脱着にチャレンジしてみよう。


 まずはここから手をつける。細いドライバーでも何でも良いが傷はつけてはいけない。
 ここのねじのめっきに驚く。多分スズめっきであろう。

 パワーウインドウのスイッチもこの通り。
 次は、手すりの下のネジを外す。
下から見るとこんな感じだ。ピンボケですが、、、

下のネジを日本外せばこのように肘掛の下部が外れます。初めて外す際には固着しているかもしれないので慎重に。。

ドアポケットの下にも固定用のネジがある。ここを忘れて無理に引っ張らないようにしましょう。

ここにも隠しネジがある。左右二つあるので要注意。


ようやくこれで内張りを外すことが出来る。なれれば五分で出来る。内張りは木で出来ておりネジで固定されているので、一般的な自動車部品と思ってはいけない。家具だと思って作業しよう。まずは、横から、、、では無く、下から外すほうがうまく外れる。これは途中の画像。


内装作業は「慎重さ」と「思い切り」の両方が要求される。何度も失敗を重ねて覚えるしかないが、最近はyoutubeなどで動画が配信されているので、事前に調べることで失敗は少なくなる。しかし、脱着の際に、二十年以上前のスピーカーがこのように吹っ飛んでしまった。ちょっと前まで音を奏でていたのに、、、このような失敗は防ぎきれない。


この年代のRR&Bのお約束である。
内張り一体はこのようなビニルシートで覆われており、粘着性の高い接着剤でベトベトだ。これは、パーツクリーナーで簡単に取れるので安心を。

そしてビニルをはがすと、これがワイパーのモーターユニットである。なんとBOSCH製。少しほっとするね。。
作業の手順は、黒いカバーは25mのトルクスネジでを二箇所固定されており、それを外したらぐるりと回転させて、、、ここでピンチ!!モーターユニットとレギュレーター側を固定しているナットがなんとインチサイズであった。手元の10mmでは小さく12mmでは大きい。11mmのスパナなんか持っていない。。


作業を中断してホームセンターに行こうかと思ったが、トランクに積まれていた純正の工具箱を開けてみると、、、なんと新品同様のインチ工具が出てきた。

ようやく大きなナットを上下で二箇所外してみたら、案の定、ゴムブッシュの寿命でした。二十年間ご苦労さんです。

グリスでゴムブッシュが粉々になって奥までこびりついている。これはパーツクリーナーを何度も吹いて根気よく取り除いた。

これが、二十年たったゴムブッシュだ。
新品はコーンズだと3000円以上するらしい。あほらしいので、英国のintrocarにオーダーしたら、ひとつ1000円以下だった。それでも高いね。。。(笑)せっかくだから3個オーダーして、送料込みで合計で26ポンド。