2014年10月13日月曜日

ベントレー ターボR  エアコン整備完了!!

諸事情で、先延ばしになっていたベントレー・ターボR 二号機のエアコンの修理が完了した。同時に行った、定期交換部品である、エンジンのVベルト5本も交換したことで、さらにエンジンからの異音は消滅した。現在のところ、ここを直さないといけないという箇所は皆無である。今から20年前の車でこのクオリティは自分で言うのも野暮であるが、今までの自分が経験したSZ系の車の中でも最上である。

今回の修理が長引いた経緯としては、1号機の売却に伴い納車前に様々な整備を行ったり、CL600の車検落ちの為に、整備が割り込んだり、、、そのために、私の車ばかりで整備工場の駐車場を占有するわけには行かず、交換部品を持ち込んで、実際に作業を再開したのは10/4(土)であった。

先に、高圧ホースのリペアは完了していたので、用意するものはエクスパンション・バルブ 51.0£(約8700円)とリキッドタンク (レシーバードライヤー)65.0£(約11200円)である。こちらは、Vベルト一式と一緒に英国の部品商であるFlying Sparesにてオーダーしておいた。明細はこちらである。


この年代のベントレーのエアコンに関しては、過去に三台中、三台ともエアコンは修理したので、個人としてはもっとも経験を積んでいると、ひそかに自負している。おおまかな症例は、過去の投稿をご参考にしていただくとして、日本において正規ディーラーにて修理したらどれだけかかるのかをここで検証したい。


では、SZ系のRR&Bのメンテナンスの教科書といえば、福野礼一郎氏の「極上中古車を作る方法」であるが、この中にもエアコンの修理に関する記述がある。

 これによると、高圧ホースは111,000円、エキパンが46,230円、リキッドタンクが70,100円とある。部品代で合計227,330円!!

英国から直輸入すると、エキパンは8700円、リキッドタンクは11200円、高圧ホースは、専門の業者に依頼するとおよそ9000円で、合計は28900円だ。厳密には、輸入にかかる送料や関税がかかるがわずかなものだ。およそ1/8の費用で済んでしまうのは、日本の輸入車の業界がいかに暴利をむさぼってきたかということだ。

このパーツ価格は、英国における純正品価格よりもディスカウントされているが、それでもあまりの価格差に驚く次第だ。





さて、次は工賃の比較を行う。上記の部品交換および真空引きおよびガスチャージ代金は、77500円になる。これが高いか安いかは判断は難しいが、ベントレーのエキパンやリキタンの場所はボンネット内にあり、メルセデスのようにダッシュボードを全バラシしないといけないような物ではない。


では私が依頼した作業の明細をお見せしよう。

全部で21600円と正規ディーラーのコーンズよりもかなり安い価格である。これはR12対応のエアコンガスを持ち込んでいることを考慮しても、工賃はやはり高いといわざるを得ない。

これは、ブレーキ・アキュムレーターやATオイル、クーラントなどの修理明細。


ベントレーの作業性は決して悪くは無く、ドイツ車のような合理性は無い代わりに、理詰めではないが、非常に実用的な考えで設計されており、非常に修理がしやすいのではないかと思う。また、部品そのものの品質が高いので、ジャガーのように部品を買えても直らないというようなあり地獄には無縁である。

反面、旧いモデルを何度も改良しながらモデルチェンジしたこともあり、理解に苦しむ設計がなされていることも確かである。高級車の舞台裏をのぞくと、「案外たいしたこと無いな」という気持ちになる時もままある。

しかし、ねじ一本に至るまで徹底的に施されたさび止めの鍍金や、見事なコノリーレザーの風合い、上品なラッカー塗装のボディワーク、そしてうっとりするようなウォールナットのパネル、、

これらは、ベンツでもBMWでも、他の車では決して味わえない世界である。

マニアックな話 ベントレーの内装クリップについて

ベントレードアの内張りを脱着を繰り返すと、内張りを固定する金具が駄目になってしまう。当然、そんなものは日本では売っていない。しかし、さすがはRR&B どんな細かいパーツでも変えるのがこの車のよさである。
                                            
英国のイントロカーから仕入れた内装のクリップ。新品ではなく中古品(Used Parts)
しかし、サンポールでさびを落としでなるとこのとおりかなり綺麗になる。

デビル学園 in OSAKA

昨日、東京からデビル学園の園長であるわんこ氏と先輩のGo氏をお招きし、大阪においてデビル学園の理事会が開催されました。


今回のテーマは、私の保有する三台の大型セダンに一気乗りしていただき、わんこ氏の保有しているダイムラーダブルシックスとの比較検討を行い、乗り換える際の参考にするというもの。あわせて、輸入中古車の中でもとりわけ大排気量車を取り巻く現状についても討論が行われた。

詳細については、わんこ氏の掲示板に詳しいので、ここでは割愛させていただくが、私なりにまとめると






760Liのエンジン、内装のクオリティ、後席の居住性、オートマチックの制御などは優勢。
 ベントレーターボRは、距離も12000kmと極めて程度もよく、エアコンの修理も完了し、 エンジンのVベルトも交換したこともあり、この年代のSZ系の中では、ほぼ完璧に近い仕上がりとなった。唯一、リアのアキュムレーターの交換を勧められた。この滑らかさは、特筆であるとお褒めの言葉を頂いた。

CL600は、エンジンのパワーと官能性、ATの制御や内装のクオリティはイマイチだが、ABCの足回りと、ボディ剛性、動作の自然さ、はさすがベンツのフラッグシップらしいと評価。空港までの送迎の際に、わんこ氏にハンドルを委ねたが、「ずっと乗っていたい」と思わせる説得力を持っていたのは、なんとW215 CL600だったのである。

また、わんこ氏保有のDD6は、これらのモデルとは、生産年代が違うので比較は難しいが、低速域でのエンジンの官能性、足回り、内装のクオリティ、そして内外装のデザインでは明らかに魅力がある。特に、都内の住宅街ではこのサイズが明らかなメリットになり、また最近少なくなったDD6のスタイルは、やはり格別と言えよう。

また、昨今の輸入中古車市場の現状についても、活発な意見が交換された。

輸入車の新車販売台数が過去最高を更新するなか、輸入中古車業界が低迷しているのは、様々な要因があるが、まずは業界のビジネスモデルの変化がある。

輸入中古車を買う人は、今は怪しい中古車屋からは買うことは無い。今や、輸入中古車といっても国産車並みの保証は当たり前で、故障などとんでもない話なのである。

所謂、YANASEやBMWなどの正規ディーラーのビジネスモデルは、かつては中小企業の社長や医師などの富裕層に照準を合わせ、その圧倒的なクオリティと高価格、希少性がオーナーのプライドを満足させ、また、オーナー層も、故障やトラブルさえも外車だから仕方が無いという鷹揚さを持っていた。

しかし、ドイツ車メーカーの販売戦略が2000年代に入ってから大きく変わり、メルセデスにおいては、Sクラス、Eクラス、Cクラスというヒエラルキー以外に、様々なバリュエーションが産まれ、大衆車クラスにまで触手を伸ばしてきたのである。

正規ディーラーにとって中古車とは、日陰の存在でしかなかったが、今や新車を追い越すほどの高収益ビジネスになっている。その目的は、新車ユーザーの下見価格の維持と、将来の新車ユーザーの見込み客を開拓するというものである。例に挙げると、残価設定ローンで購入した車を認定中古車にして再び売却する、その顧客が、次は新車を買うという好循環を確立したのである。

となると、高年式の中古車は、業者オークションにはなかなか出てこないので、町の中古車屋は仕入れが出来ない。そればかりか、イメージは悪い、保証も無い、となると廃業するしかないのである。

また、正規ディーラーは、クレームにつながるような古い車を販売することは、ブランドイメージの劣化につながり、まず扱うことは無い。そういう車は、店頭で販売せずに業者オークションで流してしまう。しかし、もう中古車屋が激減しているので、買い手がいない為に値がつかず、新車で1500万円もした760LiやS600Lが二桁万円というワケです。


今残っているのは、無店舗型のネット販売ブローカーか、趣味的なショップくらいです。しかし、どちらも、今後は厳しいと思います。


私見ではあるが、趣味的な中古車屋は、儲からない。なぜかと言うと、みんなあれこれ言うけど、結局は買わないから。その割には、利鞘は薄く、固定費も掛かる、小資本で出来ると思いきや、生き残りは難しい。

消費税の影響で、個人売買も盛んになるかと思いきや、こちらも右肩下がり。ヤフオクは、業者ばかり。

趣味的な輸入車は、マイナーな趣味として、ぼそぼそと残るでしょうが、その情報インフラは、個人のインターネットによるものになるかと思う。


ということで、なんだかんだと場所を変えながらも、朝の9時から夕方の4時半まで、大の大人三人が車の話ばっかりでよくも飽きないものだとわれながら感心しました。。。


2014年10月10日金曜日

ベントレー シートコンピューターECU 1個だけ動作せず(泣)

 先日、ベントレー シートコンピューターECUの見事な修理は、私を大いに驚かせてくれた。しかし、4個のうちで一個だけが動作しない。二台のうちいろんなパターンを試してみたが、やはりECU側に問題があるようだ。

今回、その一個を滋賀オーディオサービスに返送したところ、配線関係は完璧に修理しているが、やはり心臓部のCPUの故障が考えられ、これは復旧は不可能とのこと。

そこで、同じシートコンピューターECUを探したところ、ヤフオクにて1個をゲットすることができた。
動作未確認品ということであったが、もし駄目ならば再度リペアすれば良いのである。 


2014年10月2日木曜日

さようなら、ベントレー 1号機

先週末、およそ10年保有したベントレーを売却した。買主はイギリス人らしい。この車としては20数年ぶりの里帰りになる。

思い出も尽きないが、直近、気合のメンテナンスを行い、今までではベストの状態といえるだろう。
距離は、まだまだ18000km。

保有期間は十年であるが、その間に乗った距離は13000km。一番遠くまで言ったのは、東京から軽井沢くらいである。

この年代のベントレーは、日常的な使用にはあまり向かず、DIYレストアの素材としてもっぱら趣味の追求をして楽しんでいたように思う。

設計は70年代のシルバーシャドーをベースとしており、全てが古いがゆえに、シンプルな構造のために整備性は決して悪くは無かったのではないかと思う。また、パーツの恐ろしいまでの内外価格差や、ぼったくり工賃に反旗を翻すがごとく、概ねW126世代のベンツ並みのコストで維持が可能だということを証明できただけでも、この車を維持してきた甲斐があると密かに自負している。
買い手の方に伺ったところ、すでにこの車は英国のサザンプトンに旅立つことが決まっており、23年ぶりの里帰りとなる。これも何かの縁であろうか。

CL600 ボールジョイントの交換

今までユーザー車検では、書類上の手続きで右往左往したことはありますが、検査レーンで往生したことは一度も無い。しかし、今回のCLの車検では、あろうことか重要検査項目のボールジョイントのグリス漏れが指摘された。

W220、W215になってからのベンツのクオリティの低下は承知しているが、こういう部分はきちんとして欲しいものだ。


 後ほど、要交換部品は、ロアアームのボールジョイントではなく、ラジアスアーム、(ストラットアーム、テンションロッドとも言う)部分のボールジョイントであった。この部分はアッシー交換になるので、急遽パーツを調達し、ロアアームのジョイントも交換することになった。

今回は、価格と品質のバランスよく考えて、今回は台湾製のアフターマーケットメーカーであるTG社の部品を選択しました。まだ現物も見ていないが、評価はそこそこ高いようである。

2014年10月1日水曜日

CL600 まさかの車検落ち!!

9/19(金)にCL600のユーザー車検に行って来ました。ユーザー車検は十回以上経験していますし、距離も少なく不具合など無いと思っていましたが、、、、何と!不合格だったのです。
しかも、3つの項目でアウトだったのです。

いきなりですが、、、まず、ハザードが故障していました。はい、ここで終了!はいお疲れ様
その後、タイヤのはみ出し(かなり微妙)、そして、ロアアームのボールジョイントのグリス漏れ、、

今回は完敗でした。

その日は、もうどうすることもできず、おとなしく帰りましたが、、、、翌日に、早速、阪神マイカーランドに入庫させ、問題箇所の修理を依頼しました。

工場長によるトラブルシューティングによると、本来あるべき配線が無く、カプラーも無いという前代未聞の症例とのことでした。。
 パソコンで、調べてもカプラーの数が足りないとのこと。。。
 原因の探求は続きます。。。。
 配線をたどっていくと、いくつかの接触不良があり、そこから信号が途絶えていたそうです。それを再度引きなおして、ようやくスイッチが復活しました!!!
 治りました!!!