2006年5月16日火曜日

大阪レポート













月曜、火曜と大阪に出張してきました。仕事自体は、普段と変わりは無かったが、大阪へ宿泊するのは、本当に久しぶりだったので、色々と出歩いてみた。携帯のデジカメで、色々と撮影したが、我ながら、良く撮れてますね。(今までずっと設定を間違えていて、ずっとピンボケでした)とくにフグのづぼらやの写真は構図も素晴らしい(自画自賛)

はじめは、めんどくさいので、ホテルの中で食事でもしようかと思ったのですが同行した方が、リッツカールトンに宿泊していたので、そこの中華料理店「香桃」に行きたかったのですが、、、(※「香桃(シャンタオ)」は日本でも有数な中華料理屋だと思います)この相手が「大阪はあまり知らないから、外に出たい」と言うので、「じゃあ、一番大阪らしいところにお連れしましょう」と、タクシーで宗右衛門町まで向かったのだ。ちなみに、ザ・リッツ・カールトンの玄関向かって左側には、CORNESがある。まあいいけど。。

私は関西人なのだが、大阪人ではないので、ミナミを人に案内するほど詳しくは無い。だが「東京人のイメージする大阪」に最も近いだろうと思われる「道頓堀」なら文句はあるまい。その後、季節はずれのフグ鍋を食べました。これが結構アタリで、名前は失念したが、(写真のづぼらやではない)又行ってもいいかなと思う。

その後、もっと「ベタな大阪を見てみたい」ということで、通天閣の近くの「新世界」まで移動し、大阪名物「串かつ」でも食べようかと思ったのであるが、お腹は満腹状態であったので、お店をのぞいてお終いにしました。

その後、10時過ぎにホテルに帰り、「SMAP・SMAP」を観た。ゲストはエビちゃんと押切もえだった。その後、エビちゃんOL役の稲垣五郎が、中居扮する妙なおばあちゃんに、へんてこりんな衣装を売りつけられ、CCBのドラマーになってしまうコントを見て大爆笑。

後はすることがなくなったので、三島由紀夫の対談集「源泉の感情」を読む。※(アマゾン書評より 死の直前に刊行された画期的な対談集。小林秀雄、安部公房、野坂昭如、福田恆存、石原慎太郎、武田泰淳、坂東三津五郎、豊竹山城少掾、武原はん…美のかたち、二十世紀文学、エロチシズムと国家、死の哲学、伝統芸術の今日性、憲法と戦後など、各分野の第一人者と幅広くかつ深く語り合った最後の対話篇)

舟橋聖一との対談では「大谷崎の芸術」というテーマで、三島が谷崎文学に対して、「あれだけの大作家が亡くなっても、国家が弔旗もかかげない、、、国民全員が黙祷しても良い」とまで言っていたのに驚いた。確かに谷崎は、三島の言う「大近松、西鶴、谷崎」とつながる、飛び切り上等の上方の町人文化の流れを汲む大作家ある。戦後は山崎豊子の「船場三部作」くらいしか思い当たらず、上等な上方の町人文化は、今は小説や落語でしか味わえない文化遺産になってしまった。だから、大阪で誰かを観光案内しようにも、連れて行くところがないのである。今日の食事会が、イマイチ盛り上がらなかったのは、私の不明でもあるが、、やはり大阪と言う町の魅力は、どんどん失せていっているのかもしれない。しかし、、吉本とお好み焼きと亀田三兄弟だけが大阪ではないはずだ。










今回のホテルは「ホテル阪急インターナショナル」でした。もう出来てから結構経ちますが、シックないいホテルだと思う。二階のロビーの隣にある図書館のインテリアは、ちょっとゴージャス過ぎるが、すごく趣味がいいと思いますね。

シングルを予約したのに、何故か、でっかいツインに通された。

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