今年の7月20日ごろ、今まで電装系や些細なトラブルは少々あったが、巷間噂されるような重大なトラブルとは無縁の優等生であった我が600SElにもとうとう基幹部分にトラブルが発生した。オートマチックトランスミッションの異常である。三速から四速にシフトアップしないのである。。
W140の600SElは、有り余るトルクを味わいながら、町中から高速まで自由自在な移動が出来ることが最大の長所であろう。アクセルにのせた右足の親指に力を入れるだけで、あっという間に周りに景色が後ろに吹っ飛んでいく様は快感である。
しかし、四速へのシフトアップが起こらないと、このスムーズな加速が実現せず、エンジンの回転ばかりが上がり、速度がのってこないのである。
この年式のW140no場合、機械式四速ATであるから、電気的な故障は考えにくい。しかし、この車の場合、実走行で18000km台なので、AT内部の損耗は考えにくい。そこで安直にもダメもとで、オートバックスでATFの交換を行ってみた。
結果は、何の変化もlなし。ATFも交換の必要がないくらい綺麗な状態であり、授業料を15000円ばかり払うことになった。
その後、近所のシュテルン逗子に入庫させ症状を伝え、診断を依頼した。数日後に帰ってきた答えは、「バルブボディの異常、OHは不可能なので、総交換をお勧めします。ATのフル・オーバーホールでも値段は変わりませんよ」との事。診断料として1.5
万也。
そこで、10月の上旬に、シュテルン逗子まで出向き、W140を引き取って、その足で世田谷の二子玉川の近くのZFの代理店でもある、AT修理のスペシャリストであるデルオートさんに入庫させました。
入庫するやいやなリフトアップし、オートマチックのミッションカバーを外して、説明が始まりました。そこまでなんと五分。。。
「まだ見てみないと分かりません。バルブボディの故障の可能性が高いですが、」もし、通常のバルブボディのOHであれば、10万円以内で収まるとのこと。。(ほっ)
しかし、ここの工場は職人集団という感じでしたね。。。
外車ディーラーの旧態依然としたサービス体制は嘆いてもしようがないのでですが、このような地道な工場が存在することは
我々のような中古外車乗りにとっては救いであると思いました。。
でも、、、二子玉川から鎌倉まで、電車で帰るのは面倒くさかったなあ。。
2 件のコメント:
96年 S600C のオーナーです。 最近ATの問題が出てて、ATのエレクトリック・キットを交換したら直ったという事例を報告します。 NからDかRへのシフト時にたまに5秒位反応無く、つながった時のショックは普通。 もう一つは4速から3速へダウンシフトして4000rpm位になる時にダダダダっとジャダーが出てすぐにつながらないという問題がありました。 他のギアではジャダーが出ない。 テスターでの故障エラーは無しで走行距離は36000kmなので、メカニックと相談して重整備をやる前にまずはエレクトリック・キットの交換をしてみました。 交換後2つの問題は発生せず、どのギア&rpmからでもきれいに変速し、直りました。96年は電子5AT、Felipeさんのは機械式ATなのでエレクトリック・キットという部品は使われてませんので為になりませんでしたが。
トウユウ様、初めまして、、こんばんは。
お返事が遅くなりまして、申し訳ございません。
電子式のATの故障の場合、ベンツに慣れた専門の工場でも、トラブルシューティングには手まどうとのこと。
私のATは、現在のところは問題なく作動しておりますが、、もし長距離の旅行中に発生したらと不安が有り、、、
もし、次に再発したら、専門工場に入れて、完治するまで対策したいと思います。
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