Irrational Exuberance 根拠なき熱狂
主に欧州のV12やV8の大排気量の中古車を、今までの常識や定説にとらわれず、独自の視点で車を選び、整備、お店との付き合い方、、、などを記録していきたいと思います。 お気軽に、コメントを頂けると嬉しいです。。
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2020年2月18日火曜日
2020年1月26日日曜日
W221 S600L ABCプレッシャーホースを交換する
2019年2月の記事です
ある週末の昼下がり、W221 S600Lにて交差点を曲がろうとしていた時、ギュイーンという異音が発生しました。ハンドルが急に重くなり、ついにはバッテリーの警告灯が、次にはABCの警告灯が点灯する始末。自宅の近くだったからまだ良かったものの、JAFがつくまでは、冷や汗ものでした。
W124世代のベンツならば、ベルトと一緒に、テンションプーリーなども定期交換するものですから、やはり2006年式ならば、もうこれらも寿命だと思って、全交換する事を考え、いつもの工場に入庫しました。
メカニック氏曰く、ABCの高圧ホースからオイルが漏れ、それがベルトにかかって、外れたのではないかとのこと。
ということで、ABC本体は大丈夫ですが、ホース、ベルト、テンションプーリー、ABCオイル、フィルターなど全交換する事となりました。部品代だけで12万くらい、総額では20万前後ではないかと思います。
ベンツのABCは、本当に素晴らしい足回りですが、圧力が半端なくかかっています。定期交換をしないといけない部品がいくつかあり、ホースもその一つでしょうか。
今回のトラブルは、そもそも2006年式、つまり13年も経過した車の消耗部品の交換と考えれば、納得です。
ただし、これらの整備をディーラーにお任せしていたら優に三倍はかかるとおもいます。だからこそ、W221のV12は550psのABCというモンスターでありながら、中古車相場では、破格のお値段なのでしょう。
日本人のリスク回避志向を逆手にとれば、W221は本当にお得としかいいようがありません。
現行プリウスは、トヨタの命運をかけたTNGAプラットフォームとのことで期待していましたが、はっきり言って、プリウスに関して言えば、イマイチです。カッコはへんてこ、ドライビングポジションも変、荷物は大して積めない、乗り心地も静寂性もイマイチです。
燃費と税金を重視した結果、変てこりんな車が出来ましたが、トヨタのプリウスという名前だけで、これだけ売れているという現象は、ある意味恐ろしいと思います。
私のW221も先代モデルですが、すでに13年経過していますから、不具合が無いのがおかしいくらいですね。
W221 S600L 整備の話
※このコメントは2018年2月のものです
S600Lは、お約束の左側イグニッションコイルを左側の交換、スピードセンサーユニット 全輪交換、フロントロアアーム交換、と、消耗品を交換しました。
三万km台ですがかなりヘタっています。
こちらもひどい。やはり重さが原因でしょうね。
スピードセンサーも消耗品です。必ず交換しないといけないようです。
CL600の時に、節約しようとオーバーホールを試みたのであるが、経験上絶対にお勧めしない。その理由として、半年も持たないこと、大して値段が変わらないこと、整備業者の対応があまりよくないこと、があげられる。これは消耗品として割り切るべきである。
W221は、W220世代からは正常進化しており、サイズも一回り大きくなりました。何よりも、内外装の質感が上がり、マイナーな電装系の故障が無くなりました。
パワーは偉大の一言です。V12 ツインターボは、公道であっという間に100kmに達してしまい、その間の姿勢変化があまり無く、乗り心地も良くて、文句があるなら、もう新車のW222を買うしか有りません。
大型のSクラスや7シリーズやベントレーを極上化する楽しみも捨てがたいですが、やはりのって楽しい車、当たり前ですが、壊れない車(笑) 冗談ではなく、週末しか大阪にいないので、修理工場と家の往復は避けたいです。
あと、近々気合ゆれてベントレーのナンバーをとって、優雅に乗ってみたいなと言う気持ちもあります。
S600Lは、お約束の左側イグニッションコイルを左側の交換、スピードセンサーユニット 全輪交換、フロントロアアーム交換、と、消耗品を交換しました。
三万km台ですがかなりヘタっています。
こちらもひどい。やはり重さが原因でしょうね。
スピードセンサーも消耗品です。必ず交換しないといけないようです。
CL600の時に、節約しようとオーバーホールを試みたのであるが、経験上絶対にお勧めしない。その理由として、半年も持たないこと、大して値段が変わらないこと、整備業者の対応があまりよくないこと、があげられる。これは消耗品として割り切るべきである。
W221は、W220世代からは正常進化しており、サイズも一回り大きくなりました。何よりも、内外装の質感が上がり、マイナーな電装系の故障が無くなりました。
パワーは偉大の一言です。V12 ツインターボは、公道であっという間に100kmに達してしまい、その間の姿勢変化があまり無く、乗り心地も良くて、文句があるなら、もう新車のW222を買うしか有りません。
大型のSクラスや7シリーズやベントレーを極上化する楽しみも捨てがたいですが、やはりのって楽しい車、当たり前ですが、壊れない車(笑) 冗談ではなく、週末しか大阪にいないので、修理工場と家の往復は避けたいです。
あと、近々気合ゆれてベントレーのナンバーをとって、優雅に乗ってみたいなと言う気持ちもあります。
2020年1月25日土曜日
3年ぶりの更新 W221 S600L
最後の更新からかなりの年月が経ってしまった。この間、車に対しての気持ちが覚めてしまったわけではないのだが、2017年の夏から単身赴任となり、週末を自動車いじりに費やせないことが大きい。ちなみにベントレーなどは、この3年間でカバーをめくったことすらない。
とはいえ、この3年の間で車両の入れ替えは少なからずあり、現在のラインナップは以下の通りである。
2006年 メルセデスベンツ S600L
2010年 メルセデスベンツ E250 ステーションワゴン
1994年 ベントレーターボR 抹消済み
あと家内の社用車として2018年式 トヨタプリウスがある。
このW221型のS600Lを購入したのは2017年の12月、登録は2018年2月であり、今でちょうど2年となる。以前、W220-215型のCL600を二台保有しており、前期型ということもあったが、W140から比べるとあまりのクオリティの低下に悩まされたが、W215型クーペのモダンクラシックな優美なスタイルと新世代のV12エンジンとABCの組み合わせに魅せられ、世間的な評価は決して高くはなかったものの、私の中ではもうこの組み合わせ以外は考えられないくらい気に入っていた。
しかし、2台目のCL600は購入時は極上車だったが、イグニッションと足回りの不調に満足できず手放した。同時に、当時の旗艦であったBMW E66の760Liも手放して、一台にまとめるつもりで購入したのがこのW221 S600Lである。
以下は2018年2月のインプレッション
この車の初代オーナーは、広島の医療法人ですが、何故かスタッドレスタイヤが装着されていました。
しかも、2008年製のタイヤです。やたらと、内外装が綺麗ですが、記録簿も途中から切れており、何か問題が隠されているかもしれません。
早速、試乗する前に、タイヤ交換を行いました。近所のオートバックスは、持ち込みOKですので、お気に入りのTOYOタイヤのS1というタイヤに変更しました。
実は、このS600は、車検を通す前に、一悶着あったのです。まず1つは、エンジンチェックランプの点灯です。その理由とは、この車が長期在庫のためバッテリーの電圧が低下している事でした。そのため、出発日の前日の深夜に、トランクのパネルを分解して、運良くストックしていた新品バッテリーを交換し、見事にエンジンチェックランプが消えました。昨年から何か1つでも警告灯が点灯すれば、車検は不合格となります。
何とか車検は通ったものの、再びエンジンチェックランプが点灯し、これはW215で散々苦労した、イグニッションコイルの劣化によるミスファイアの可能性が高い。
実際に乗ってみても、エンジンの振動や、ハンチングは無いものの、ツインターボのパワーを感じません。やはり、イグニッションコイルのトラブルの可能性大。
阪神マイカーランドにて、診断機器でチェックしたところ、やはり、左側の3気筒ミスファイアの診断が出てきました。工場長によると、こうなると、emergencyモードに入り、
パワーは全く出ないばかりが、振動もあります。これは、W215で経験した典型的な症状でした。
本日は、まずはエラーメッセージを全て分析し、イグニッションも、一旦リセットしてから一定期間様子を見て、また警告灯が点灯をすれば、イグニッションコイルの交換と言うことになります。
さて、肝心のインプレションです。
先程の工程の中で、エラーをリセットし一時的にエマージェンシーモードを解除しましたので、本来の性能が発揮されました。
信号から信号へのたった300メートルの移動の中で、ドラマがあります。気がつくとメーターは100キロ手前です。慌てて、ブレーキを踏んでも、ABCによるボディー制御が効いており、姿勢の変化はほとんど感じないようになっています。
W220からは飛躍的な進化が感じられます。W220は歴代のSクラスの中では、コストダウンによる品質感の低さと、故障の多さでかなり評価が低く、またダウンサイジングの為に、Sクラスらしさは無い為、中古車人気は有りません。後期型になって、かなり良くなりましたが、ライバルと比較しても、アドバンテージが少ないのが現状でした。
その反省を踏まえて、W221は、Sクラスらしさをトコトン追求したモデルだと言えます。サイズが大きくなってますが、逆に小さく感じます。ABCの動作もより現代的で、先代に比べて引き締まった印象を受けます。抽象的な表現をすると、塊感が高いという印象です。
さらに、ライバルのBMWのアイドライブを意識して、さらに発展させたCOMANDシステムが非常に便利です。このクラスのオーナーの多くが、高齢者であることから、2006年の発表当時は、使いにくいとかなり不評だったことを思い出します。
スマホの普及で、その後はタッチパネル式が主流になりますが私はこの手元のダイヤル式は非常に便利だと思います。
さらに、ハンドルにあるボタンと音声認識で、ほとんどの操作が可能ですので、慣れれば全く問題ありません。
2010年式のW212 E250と比べて、2,006年式のS600の方が、様々な新技術を導入されており、2018年の現在から見ても、十分に日常的な使用に役に立つものが多数あります。
特に、ACCの発展したディストロニックは、後にディストロニックIIになり、将来の完全自動運転の基礎技術になっています。
また、赤外線カメラで夜間の運転をサポートする、ナイトビューアシストは、初めはややギミックかな?と言う印象を持っていましたが、これは非常に便利です。
比較対象すべき存在として、E66 の760Liがありますが、やはり、 5年のアドバンテージの分、総合性能では、こちらが大きく、上回ります。
標準装備のハーマンカードンのオーディオで、マーラーの「大地の歌」を流しながら、久しぶりに車に乗る興奮を味わいました
2016年9月7日水曜日
E61 BNW525ツーリング
さて、最近購入し、仕上げて売却した車のインプレッションを少々。
E61 BNW525ツーリング
デザインが秀逸。7シリーズを手掛けたクリス?バングルではなく、ピニンファリーナのダビデ・アルカンジェリの手なるエレガントさと力強さの合わさった造形は、歴代の5シリーズの中でも出色の出来栄え。
さて、大排気量のンV12やV8に慣れてしまった小生が、この直6エンジンをどう感じたかと言うと、、
アイドリング時の振動は思ったよりも強く、信号待ちなどでは気になるレベルだが、いざ走り出した時の自然さ、爽やかさは、やはりBMWの本領発揮と言ったところ。
空いた夜の国道では、エンジンの回転数とともに、胸をすく加速を味わえるが、持て余しているような感じは無く、全てが必要にして十分。
インテリアも過剰な装飾もなく、全てが機能優先であるが、樹脂部品の品質感が高いので、所有することの満足感は高いと思う。同年代のベンツの品質感がまだまだ課題山積だった事に対して、BMWの内装のクオリティは、もっと評価されて然るべきだと改めて感じた。
残念な点は、シートの造り。座面のストロークも足りず、革も突っ張る感じがする。
また、idriveの使い易さについては、かなり課題があると感じた。スマホのタッチに慣れた今、もはやidriveはオワコンだと言わざるを得ない。あまりにもユーザーインターフェースが人間の感覚には合わない。例えば、エアコンの細かい調整も、全てidriveでしか出来ないのは不便。
総合的に見て、525ツーリングは、極めてバランスの良い良く出来た車だと感じた。SUV全盛の中で、今やステーションワゴンは、保守的なポジションにある。メーカーの稼ぎ頭は、ハイパワーのSUVだが、サイズアップと馬力アップはさほどコストは掛からない。その代りに、燃費や操縦安定性など、失うものも少なからずあり、決して万能な車では無い。まして街乗りや高速が中心のユーザーには、持て余す事が多いのでは無いかと思う。
今回は、新潟から大阪まで700km近くを一気に走ったが、ほとんど疲れなかったのには驚いた。ベンツの様な計算され尽くした、程よい鈍さ、曖昧さとは逆に、BMWは、演出過剰なくらいに、運転手を心地よく刺激してくれる。
E60 61 は、もはや2代前のモデルになりつつあるが、現行の5シリーズと比較しても、さほど古さを感じさせない。
デザインは勿論、車の作り込みが当時としては、かなり水準が高く、同世代のメルセデスと比べて、完成度や信頼性が高いと感じた。
今回、私があまりにも気に入った事、純正のナビのモニターの修理にかなり費用が掛かった事で、ボルボを売却して、入れ替えを考えたが、妻がボルボの内装やシートの座り心地をいたく気に入っているので、却下された。
次は、内装がベージュ、外装がブルーの個体を狙ってみようかと思案しています。
2016年9月6日火曜日
人生初めてのAudi
私事ですが、長年の借家生活から卒業し、持ち家を購入することになりました。当然、住宅メーカーお仕着せの新築住宅を購入するような贅沢なことはせず、このブログでご紹介しているような、高品質、低価格の中古住宅を購入し、思う存分リフォームを行って自分の好みに仕上げる予定です。さて、、、この住宅購入がきっかけとなり、当方の身辺に変化が訪れました。住宅ローンの返済と小遣い稼ぎに、中古車屋の真似事を始めました。
最近、新居のリフォーム終了まで、駐車場に2台分の余裕があるので、もし名義変更をしないといけない車は、そこで車庫証明を取れるし、ナンバー無しの抹消済み車は、そのまま置けば問題ありません。
その候補は、今まで乗りたかったけど、なんとなく外してきた車、、、その筆頭がAUDIなのです。個人的には、AUDIには良い印象があり、今のボルボXC70を購入する際に、迷ったのがAUDIオールロードクアトロでした。Audiが、品質面、技術面でプレミアムセグメントのベンツやBMWに追いつき、販売面でも大成功をおさめたが、2000年代の初頭です。そのラインナップの中で、一番贅沢な車は、このオールロードクアトロであると思います。
ステーションワゴンであるA6の車高を少し上げ、樹脂製のフェンダーカバーを装着するだけで、一気に気分は週末のロングドライブに向かいます。
さて、10年落ち以上のオールロードクアトロとはいったいどんな車なんでしょうか?
この写真は、オークション会場での出品票に添付されていたものです。走行距離は7万キロ台とこのタイプの車にしてはかなり少なく、外装の傷もほとんどありません。ヘッドライトのレンズが相当曇っていますが、これは研磨で何とかなります。
特に内装のレカロシートの程度の良さが落札の決め手でした。
早速、クイックブライトとスチームで一気に内装の汚れを落とします。
結構きれいになりました。
このレンズももう末期状態。。。
マスキングをしっかり行い、サンドペーパーで研磨します。電動サンダーが楽です。。
その後、コンパウンドでバフにて研磨すればこの通り。※まだまだ綺麗になります。
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