2014年1月5日日曜日

ベントレー ターボR 1号機 エンジン不動に陥る

新年早々、縁起の悪い話からスタートします。ファンベルトの異音を見てもらうために入庫させた1号機ですが、同時にステアリングラックのオイル漏れ、ガソリンの漏れ、などもご指摘いただき、ステアリングラックは軽症なので様子見、ガソリン漏れは純正は品質面に不安があったのと、調達にかかる時間を考慮し、品質と価格重視で国産品を流用した。ファンベルトは、三年ほど前に神奈川の逗子の日産で施行した際の作業に問題があったという指摘があり、工賃とベルト代は逗子側の負担で作業をしていただいた。このあたりは日本車のディーラーは良心的である。

さて、作業そのものは入庫して二週間で完了したのだが、私の横着と週末の用事が重なり、なかなか引き取りにいけなかったが、あんまり引き伸ばすのも迷惑なので本日引き取りに言ったのだが、、、
 エンジンをかけてみると、アイドリングが安定しない。そこで中吹かしをするとアイドリングは安定し、さすがにロールス&ベントレーの世界が現れた。懸念のベルトの鳴きも解決している。そして、いざ出発しようと、数メートル進んだところで、突然エンジンがストールした。

ガソリン漏れの修理の際にガソリンが空になったためかと思って、燃料を追加してみたが全く反応しない。エアを噛んでいたとしたらかかってもおかしくないはず。メカニック氏がプラグを外してみるとプラグの先端は乾いたままである。どうやら燃料系であることは間違いないようだ。デスビの故障か、燃料ポンプ、燃料フィルターのつまり、燃料アキュームレーターの故障、または燃料ポンプのリレーの故障、などなど全てをチェックしないといけない。
 インターネットで検索すると、なんと燃料ポンプの故障をDIYで修理されている凄いお方のHPを発見。その方の情報によると、燃料ポンプやフィルターもBOSCH製のW126やW140で使用されているものが流用できるようで、部品代もOEMなら2万円少々、BOSCHならば3万円台後半だそうである。当然ながら、純正部品をコーンズに依頼すると、何十万円という世界なのは言うまでもない。

まあ、こういうことがDIY整備の醍醐味であろうが、世の中にはおかしなことがまかりとおっているのだなあと嫌な気持ちになる。所詮は高級車なんぞそんなものなのかもしれない。


いずれにしても、1号機はそのまま預けて、来週に原因を探っていく作業をお願いすることになった。


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