売却する候補は、
- W140 600SEL、
- AMG S600L、
- ベントレーターボR(1号機エボニーブラック)、
- ユーノス・ロードスター
- トヨタ・セルシオ→妹夫婦に譲渡
残す車は、
- R129 500SL、
- ベントレーターボR(2号機 ダークオイスター)
- E66 760Li(2004年式) 昨年の10月に購入
- 日産マーチAK12 今年の1月に購入
写真のAMG S600Lは、保有期間は5年であった。
サラリーマンという立場では、週末だけの使用、その中ではAMGの出番は限られていた。
その間の走行距離はたったの5000kmだった。一年で1000kmなのか、、、
歴代のメルセデスの中でも最もベンツらしい威厳を誇るW140をさらにAMGがチューンするとどうなるか?
という車マニアならば誰もが感心を持つであろうテーマに対して、AMGの答えは以下のものである。
エンジンはROMチューンのみ。パワーは1割アップ、低速よりも高速重視
W140の弱点である足回りは手を入れているが、乗り心地は犠牲になっている。
内装は、ベントレーもかくやと思わせる仕上がり。この贅沢さは現行モデルでは味わえない。
三月の終わりに、私のAMG S600Lは九州の篤志家のもとに旅立っていった。
保有している時はこのAMGは自分の車だと疑ったことすらないが、いざ自分の手を離れると、自分はこの車の一時預かり人に過ぎなかったのだなあと思えてくる。
納車の日の前日、駐車場で最後の磨きと清掃を行った。20年近くたってもボディは艶々しており、まだまだ現役で頑張ってくれることだろう。
私の代で装着したナビゲーションのミュージックサーバーには、亡き妻のお気に入りのCDが録音されていた。それは、アメリカ映画「マグノリア」のサウンドトラックであった。
次のオーナーに手渡すときの礼儀として、このようなデータは消去するべきかもしれないが、どうしてもそのアルバムの音源は消すことが出来なかった。
AMG S600Lの5年間のオーナーとして、何か自分なりの痕跡を残したとしたら、この音源くらいなのかもしれない。中古車は思い出とともに次々とオーナーのもとをめぐる。
すでに、このAMGは新しいオーナーのもとで、九州の道を走っていることだろう。このような感傷は知る由もなく。
3 件のコメント:
ブログ再開とのことで今後楽しみにしております。
これからもバンバン更新しますのでご期待下さい。
とても魅力的な記事を読ませていただいております。
ありがとうございます。
このW140ステキですね。
もう、マーケットには、出てこないのでしょうね。。。
憧れます。
どノーマルの1996年のS500を中古で買って、消耗品だけ交換して、のんびり運転しています。
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