昨年の9月ごろ、、夜更けのヤフオクウォッチをしていたら、走行3.9万kmのそこそこ綺麗な760Liが出品されていた。価格もそこそこ安かったので、本文をよく読んでみたら、オートマティックトランスミッションの異常があり、現状で格安で販売しますということであった。
この年代のBMWのオートマチックはZFの6HPという型式で、この年代であれば5シリーズやジャガーなどにも搭載された新世代のトランスミッションである。ご他聞にもれず、他のZFのトランスミッションと同様に故障が多く、アッシー交換だと100万コースだという。
しかし、私はこのオートマチックはさほど費用もかからずに直るのではないかという超ポジティブシンキングで入札した。
売り手の三重県の車屋は、「運転中に三速に固定してしまい、その後メーターに『トランスミッションプログラム異常』という警告が点いてしまうということであった。話しぶりから判断して悪意のある人ではなさそうだったので、面白半分で入札してしまった。
その後に大阪への転勤が決まり、あわただしい日々を過ごしたのだが、その間この760Liは三重県の車屋にずっと預かってもらっていたのだ。
年が明け、ようやく新居が決まり車検を取得しようと日産陸送ゼロの大阪の営業所から、自宅まで陸送を依頼し、予定時間の少し前に私の携帯電話がなった。
「お車の調子が悪い。車のトランスミッションが入らない。すぐにPにはいってしまう」とのことであった。購入した三重県の車屋との話とは違うが、こういうことくらいで目くじらを立てては中古外車には乗る資格はない。
「では、今日のところは中止にしましょう」と日産陸送に伝え、その後にこの車を受け入れてくれる工場を探すことにした。
「BMW オートマティック オーバーホール」と検索したところ、自宅から程近い豊中市のGarage ヨリタカ という整備工場を見つけた。さっそく電話して症状を伝えると、明日にでも入庫OKというお返事があった。
この顛末はまた次回に。。。。
主に欧州のV12やV8の大排気量の中古車を、今までの常識や定説にとらわれず、独自の視点で車を選び、整備、お店との付き合い方、、、などを記録していきたいと思います。 お気軽に、コメントを頂けると嬉しいです。。
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3 件のコメント:
この色、トレドブルーではありませんか?私の745iがトレドブルーです。
745iでも、私にとっては十分すぎる動力性能で、私にとってはスーパーカーなのですが、いったん12気筒に乗ると8気筒には戻れなくなりそうですね。動力性能とかだけではなく、エンジン音とかフィーリング面を含めて。
E65は本当にいい車ですよね。745は乗ったことはありませんが、エンジンのフィーリング以外はほとんど変わらないと思いますよ。
V8エンジンも十分にパワフルですし、BMWらしいエンジンだと思います。E65のV12はありとあらゆるエンジン技術が盛り込まれたいわば究極のエンジンだと思いますね。
W140のV12も究極のエンジンですね。
ワインにたとえるとボルドーがメルセデス、ブルゴーニュがBMW。回すと性格が一変し二重人格的なところをあらわにするメルセデス、低回転から官能性を魅せるBMW。
同時にこの二台を保有できたことを幸せに思います。
私は未だかつて12気筒に乗ったことがありません。V8でも動力性能的には十二分なのでしょうが、やはりシューンというアイドリング音聞くと惚れ惚れしてしまいます。
まったく妥協がない。その時代の自動車技術の究極を追求して造られたクルマ。そんな2台を同時に保有されるなんて、素晴らしいですね。
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