2009年5月31日日曜日

アルバムを整理していたら、、、4

三年前に、購入した初代プリウス。この車は、トヨタの輝かしい歴史に燦然と輝く、金字塔であろう。20世紀中に、このような車を作ったということだけでも、トヨタという企業を尊敬できる。

トヨタは、大企業であるがゆえに、何かとバッシングを受けやすい。しかし、日本にトヨタがなければ、90年代の失われた15年とも言われる大不況時代、日本人のアイデンティティは、どうなっていたであろう。

もし天皇制が廃止されても、日本人の精神構造やエトスには、大きな変化は生じないだろうが、トヨタが突然に倒産したりすれば、どんな影響があるだろう。勤勉、倹約、質素を美徳とするトヨタには、欧州車のような、高級車を作るのは、難しいかもしれない。しかし、勤勉、倹約、質素を突き詰めていけば、ブレイク・スルーが起こることを、プリウスは証明して見せた。


初代プリウスは、この後ろ斜めからの眺めが良い。10年前のものとは思えない洗練されたデザイン。2代目、3代目のデザインは、あまり好みではない。
個性的な、ダッシュボード、今見ても全く古臭い感じがしない。センターメーターも慣れると本当に使いやすい。運転感覚は非常に個性的で、エンジンとモーターが交互に助け合いながら、仕事をしている様子が、音でわかる。
室内も、思いのほか広大で、後席のヘッドスペースもゆったり。初代プリウスは、何よりも世界初のハイブリッド技術が最大の特徴であるが、その車体剛性の高さ、室内空間の広さ、仏車を思わせる乗り心地、未来的な造形の内外装、など、、従来の日本車の基準を塗り替えるエポックメイキングな車であった。

今、中古車市場では、初代プリウスもそこそこ人気があり、初期型の程度の良いものは、70万から80万くらいで、取引されている。新車価格や年式を考えれば、驚異的な値落ちの少なさであり、今後も大きく下がることは無いであろう。

2009年5月30日土曜日

W124 500Eを再評価

来訪者の少ない、拙ブログにも、物好きな方がたまにコメントを残してくれる。その中でも、Y氏は、小生の自宅からすぐの、眺望最高のマンションにお住まいの、私とは一つ違いの青年。現在は、W124の500Eにお乗りであるが、英国者の経験も豊富なカーマニアである。1年くらい前に、Y氏のブログを、かつて拝見したことがあったが、あまりにもご近所の方なのでびっくり。世間とは狭いものである。

今回のミーティングは、Y氏がかねてより、SZ系のロールス&ベントレーに興味をお持ちであり、私の方から、「是非、乗ってみませんか」と試乗を持ちかけたことが始まりである。


Y氏の500E。93年式で18万kmとは思えないコンディション。電装系は、徹底的に修理され、外装はオールペイントされている。なお、室内のコンディションも良好。日常的なDIY整備をマメに行っている車特有の、清潔感にあふれている。

Y氏は、この500Eだけではなく、この数年に保有したすべての車の整備一式を、かつて「くるまにあ」誌上で、福野礼一郎氏と対談した、某県在住のとあるメカニック氏に全てお任せしているそうである。ご持参いただいた、整備記録と、その数100枚にも及ぶ修理個所の写真を拝見するだけで、Y氏のこの車に掛けるこだわりが感じられた。

1万km以下の少走行車を主に買い、整備にはあまりコストをかけない主義の私とは、対照的な車との付き合い方である。

やはり、この角度から見れば、普通のW124とは違う。ベンツの気合いを感じる。Y氏のこだわりで、完全ノーマル。こういう車は、ノーマルが一番良い。W124に、インチアップはデメリットの方が大きいと思う。特に、過走行車は、足回りの劣化がフィーリングに多大な影響を与えるので、タイアもあんまり高性能なものではなく、ややコンフォート寄りにした方が良いのではないかと思う。
いざい試乗してみると、当たり前だが、W124の小ささに驚く。この時代のE(ミディアム)というのは、現行ならばCクラスや3シリーズと同じくらいの大きさである。小生は日頃、W140やSZ系しか乗っていないので、このサイズは、本当に乗りやすく感じる。

実は、500Eは、今日が初めての体験であった。今まで、500Eにまつわる、さまざまな都市伝説や、ショップの流す風説の流布、それを真に受ける500Eマニアの狭窄かつ単純な思考に、なかば辟易していたのであるが、18万km走った、この500Eに乗って、自分なりにこのモデルの実像に触れることが出来た。

私の印象は以下の通り

①すでに、500Eといえど、今の時代の高性能車と比較して、決して速い車ではない。
②フィーリングは、昔のベンツそのもので、決してリニアなものではない
③駆動系の剛性感やスムーズ感は、やはり往年のベンツの良さを持っている。
④ある程度、スピードが乗ってきてからの、反応の良さ、ブレーキのフィールの良さは、流石。
⑤ボディの剛性は、年式や距離をあまり感じさせない。
⑥道路に吸いつくかの如く走る様は、この車特有のもの。

となると、同世代のW140なぞ、無意味にデカイだけの存在に思えてくる。少なくとも、ドライバーズ・カーとしての面白みは、あの大きさが相当スポイルしている。「大は小を兼ねる」という諺は、ここでは当てはまらない。

しかし、初めて乗って、こんなに乗りやすく、疲れない、ストレスを感じない、車も珍しい。パワーも十分、大きさも十分、乗り心地も悪くはない。W140やW126のような、「どんぶらこ感」は皆無だし、町中でも、高速でも、すいすい走れる。

500Eにはまった人がよく、「他に乗りたい車がなくなった」と言うのは、この車の万能感と、いざという時のための、絶対性能の高さであろう。「能ある鷹は爪を隠す」と言うが、まさしく500Eは、そういう車かもしれない。

ただ、この車に飽きてしまうと、本当に次にほしい車が見つからなくなり、心にぽっかり穴が空いてしまうのではないだろうか?そんなことを考えているうちに、小一時間の試乗が終わり、自宅マンションまで到着した。

Yさん。。また乗せてください。

洗車したばかりで、そこそこ綺麗なベントレー・ターボR。やはり黒は暑苦しいね。。内装も黒ですから、夏場はしんどいよ(泣)  
逗子マリーナ方面から、材木座へと抜けるトンネル。運転しているのは、Y氏。かつて、クラシックレンジローバーのオーナーでもあったので、違和感はなかったようです。

SZ系のロールス&ベントレーの運転のコツは、「車の行きたいように行かせる」こと、、、、なんて言うと偉そうだが、ハンドル切ってグイッと曲がったり、ブレーキ踏んだら、ピシッと停まる車でもないので、ある程度の余裕を持って、操作を行い、鷹揚な運転に徹することである。周りの車は自然に避けてくれるので、車間距離を詰めたり、割り込んだりしてはいけない。こういう車にプレッシャーをかけられるというのは、怖いものなのである。

Yさん、SZ系のロールス&ベントレーを買う時には、ぜひご相談ください。外れ物件が多いですが、1年に一本くらいは、極上車がひょっこり出てきますよ。そういう時は、値段を考えず、買ったもん勝ちです。

2009年5月26日火曜日

アルバムを整理していたら Part3



これも、8年前に買った、ランチャ テーマie ターボ 16V という希少モデル。当時、私はCGに影響されて、この手のイタリア車に憧れていました。初めて買ったイタリア車は、このテーマターボ16v。94年式で、登録後7年、2.4万kmしか走っていないのに、ヤフオクで、24万円で落札しました。イタ車の値落ちって大きいのですね。

当時のデジカメは、上手に撮らないとピンボケしていますね。
今見ても、端正なスタイル。もし、いい出物があれば、もう一回買ってもいいと思える。
このアングルなんかすんばらしい!!
室内なんて、新車同様でした。。このシートのファブリックのセンス。流石に、イタリア車。
後ろからの眺めも素晴らしい。今でも、テーマは大好きな車。この車がきっかけとなって、8.32を購入することになります。8.32は、素晴らしい車でしたが、このターボも、充分以上に速かったし、高速での直進安定性は、折り紙つきでしたし、手ごろなサイズで、端正なデザイン。。ただ、唯一の難点は、ステアリングが重かったこと。筋肉痛になってしまい、乗るのが嫌になって、半年で売ってしまいました。。

アルバムを整理していたら、、、Part2

今から、10年くらい前に、会社の上司から、2万円で買った、SUZUKI ジムニー。遊び半分で乗っていたが、なかなかいい車だった。外装は、一部さびていたが、距離はまだ3万km程度で、きちんとメンテすれば、まだまだ乗れたでしょうね。3ヶ月で、売却しましたが、もう一回、ジムニーは、乗ってみたいと思わせる車の一つ。
後姿がかわいいね。
横からの眺めも好き。いいデザインだなあ。
特別仕様らしいのだが、、、シートはあまり良くないね。

海によくいっていたようで、錆びていました。。

昨年、売主の上司にこの車の話をしたら、完全に忘れていました。(笑)

アルバムを整理していたら、、、

4年前、ヤフオクで買ったレンジローバー。半年くらい保有しましたが、なかなかいい車だった。
初めは大きく感じましたが、慣れてしまうと、非常に扱いやすい。エンジンフィールも、乗り味も英国車している。市場に出ている車は、多走行車が多いが、中には極乗車もある。値段も安く、維持費もさほど変わらないので、ジャガーのX300程度の維持費で済むのではないかと思う。私が保有していた半年で、問題は発生しなかった。エアサスの故障が鬼門のようだが、10万程度で総交換できるようである。

この眺めが良い。

このようにガバッっと開くのは、痛快である。使うことはないけどね。。
8万km走ったしーとですが、まだまだ綺麗です。スチームクリーナー&クイックブライトで徹底清掃しました。
後席なんて、未使用みたいでしょう。。
この車にはまる人の気持ちはよく分かる。二桁万円で買える、英国車のなかでは、ジャガーのX300と並ぶ双壁かもしれない。

2009年5月25日月曜日

金沢 S氏のベントレー ミュルザンヌS


今回のオフ会で、一番お会いしたかった方は、金沢在住のS氏であった。年齢は、40代後半と、私よりもやや先輩だが、保有している車が、偶然にしてはあまりにもかぶっており、個体選びや、維持のコツなどあまりにも共通点が多く、不思議を通り越して、なにか運命的なものを感じていた。今回、乗ってこられたS氏のミュルザンヌは、わんこ氏が一度試乗したこともある個体。その試乗記は、金沢に住んでおられたS氏が購入を決意する上で、大いに参考になったという。

そして、この私こそが、わんこ氏に、SZ系ロールスの魅力をお伝えした張本人であり、ということは、私がS氏のミュルザンヌ購入にも、間接的にかかわっているのである。

私が、今回のオフ会に持ち込んだ車は、AMGのS600L 6.0。この車は、S氏もかつて、AMG CL600にて、アクセルフィーリングに、あれこれと悩んだあげく、結果的には、売却してしまったにモデルのセダン版。エンジンは全く同じである。このAMGのアクセルフィーリングについては、多くの方より違和感を指摘されていたので、同じ個体を持っていたS氏に同乗してもらって、感想を聞いてみたいと思っており、S氏も同じように、興味を持っておられた。
S氏のベントレーは、SZ系のRR&Bの中では、シリーズⅠと呼ばれる初期モデルであり、エンジンはノンターボで、足回りもノーマルである。となると、ロールスのような、ふんわりとした足回りを想像してしまうのだが、ベントレーはあくまでもドライバーズ・カーである。高速道でも、十分なスピードをやすやすと実現し、その大きさを感じさせないくらいに身軽なスポーツカーである。

私のターボRとの違いは、まずはタイアサイズ、足回りのセッティング、パワーステアリングの重さ、内装の革の使い方が異なっている。実際に、比較して言えることであるが、RR&Bの6.7リットルエンジンは、ターボか、ノンターボかは、あまり重要ではない。もちろん、ターボの方がパワーは大きいが、ノンターボでも十分に速いばかりか、エンジンフィールが自然なので、好ましいとすら感じる。

※以下は、調布にある、中古RR&Bの老舗、シーザートレーディングのHPより拝借した説明文。流石にうんちくあふれている。


ロールス・ロイスとベントレーの生産比率(オーダー数)を逆転させた立役者である「ターボR」。1965年から1980年の間に生産されたロールス・ロイスの4ドア・サルーンは、「30.057台」、これに対し、ベントレーの4ドア・サルーンは、その10分の1にも満たない、僅かに「2.289台」であった。この生産比率を逆転させる奇跡の原動力となったのが「ターボR」。只者ではない。

ターボRの原点は、1982年に発表された「ミルザンヌ・ターボ」から始まる。82年から85年の間に生産された、このモデルは、単にロールス・ロイス「スピリット」のベントレー版「ミルザンヌ」をターボ化したモデルで、、キャブ車のターボ、、今となっては、正直、よろしくない。当社も、よほどの個体でなければ扱わない。

85年からは、名称を「ベントレー・ターボ」とし、インジョクション式のターボ付きとなるが、本当の快進撃が始まるのは、1989年式モデルから、、この年、エンブレムが「ターボ」から「ターボR」に、ボディ前後サイドをエアロパーツで武装、ヘッドライトが丸め四灯となる。シートはバケットシート、タイヤは、ロールスの235サイズに対し、255サイズ、サス、ショック共に「硬め」、最高速度は軽く200kmを超える、、明らかに、ロールスとは違う、スポーツサルーン、、オーナードライバーズカーであることを強調。これが大ホームラン、名門「ベントレー」ブランドを復権してみせた。

1989年、ロールス社は歴史上初めて年間生産台数が3000台を超える(3254台)。1990年には、ついに、「ベントレー」の年間生産台数が「ロールス・ロイス」を上回り、更に大掛かりな改良が行われ、シリーズ2へ進化、この年のロールス社の年間生産台数(3274台)は、89年をも上回り、ベントレー全盛期を迎えることになる。

90年当時の新車価格は、
ベントレーターボR  3100万円(税別)
ベントレーラーボRL 3400万円(税別)
R・RスパーⅡ     3050万円(税別)
R・RスピリットⅡ   2750万円(税別)

この価格設定からも、ロールスよりベントレー・ターボの方が高級、、のイメージができあがる。

89年から91年にかけては、日本もバブル景気の全盛期、、多くのベントレーが輸入されたが、流石に時間が経ってしまった、、近年では、この年式の極上個体のR・R、ベントレーは、ほとんど、見なくなった。車自体は頑丈なのだが、中古車の流通価格が安くなりすぎて大切に扱われなくなったのが、最大の要因であろう。今や当社の仕入基準を満たす個体は、10台見て1台くらいであろうか、、近年、当社在庫に90年前後の4ドアサルーンが少なくなったのは、この為だ。


S氏のベントレー・ミュルザンヌSは、外装、内装は完全オリジナルのグッド・コンディション。もともとの状態が良かったこともあるが、S氏のもとにわたってから、コツコツと手を入れられ、極めて良好な状態で保存されている。これは、保存環境が極めて良いことに加えて、適切なDIY作業を、コツコツと行ってきたからであろう。室内の清潔さと美しさが、S氏の愛情を物語っている。

私が五年前に購入したターボRは、10年車庫に入れっぱなしのデッドストック車で、走行距離はたったの5800km!!購入当時は、あまりの程度の良さに、腰を抜かしたが、購入後すでに5年が経ち、屋根付きとはいえ屋外保管ということもあり、内外装のコンディションは、購入時から比べて、それなりにやれてしまった。黒のコノリーレザーにも、テカリが生じ、購入時の面影は既にない。

しかし、努力しだいで、コンディションは維持することができる。S氏のミュルザンヌは、私にとって、とてもいい励みになった。


日本において、極上のSZ系のRR&Bを探すことは、もはやかなり難しいと思われる。ここで、再度シーザートレーディングのHPより、シルバースパーⅡを例にとって、そのあたりの事情を説明した文章を引用させていただく、、

シルバースパーⅡは、1990年から1993年までの間に「1658台」を生産する。1989年から1991年にかけては、日本バブル景気のピークで、過去最高のロールスが輸入されてきた。が、現在(平成19年3月時点の資料)、日本に住んでいる(ナンバー登録されている)ロールス・ロイスの保有台数を見てみると、、、。

1989年 169台
1990年  288台
1991年 186台

この台数には、全てのロールス・モデルが含まれている。当個体の91年モデルは、もう既に「186台」しか国内になくなっている。少ない・・・186台の全てが素晴らしいコンディションというわけではない・・・と言うより、ほとんどダメな個体であろう。価格的に、ロールス入門車、実用車として最適なモデルが「スパーⅡ」だと思われるが、今後は、この数字を見ると、入手自体難しくなりそうである(極上個体に限り)。


新車時価格:30.500.000円  これに、消費税、登録諸費用が別途、、
新車3000万円オーバーの車は、新車2000万円級の車とは、まったく次元が異なる。平たく言うなら、現行の2000万円級モデル「フライング・スパー」なんかとは、ぜんぜん作りに金のかかりようが違うのである。

しかし、、探せばまだあるSZ系の極乗車。そんなのが、200万~300万で買えるなんて、夢のような話だと思いませんか?

デビル学園 妙高高原オフ (続き)


東京、神奈川、金沢、大阪から、6台が集合しました。

左が、私のAMGS600L 6.0、右は、金沢のS氏のベントレーミュルザンヌS。
左は、金沢のP氏の400E、右は大阪のK氏の560SEC。
左は、わんこ氏の500SL,右はさざえぽん氏の、X40 ソブリン。

最後に集合して、記念撮影。

AMG グローブボックスの修理


初代オーナーの「おしゃれなセンス」によって、装着されていた、モニターの台座。まさにバブルの遺産と呼ばずして何といおうか?これを外して、1DINのインダッシュナビを装着することは、長年の検討課題であった。
そこで一念発起し、5/16の妙高高原オフ会の前に、ナビの換装を行い、空いたスペースに、中古のグローブボックスをベースに、レザーを張り替えて、作成してみた

まず、グローブボックスを分解し、住友3Mのスプレー式接着剤を塗布し、三分くらい待つ。
適当な大きさに、レザーをカットして、裏面にもスプレーします。
乾いたところで、張ります。接着力がかなり強く、思ったように貼れない。。

余った部分は、カッターでカットします。
この後は、再び組み立てて、完成。

まあまあの出来かな。。

2009年5月20日水曜日

デビル学園 妙高高原オフ



※この写真は、サザエぽん氏が撮影したものを勝手に借用。

日ごろ親しくさせていただいている、わんこ氏の自動車仲間の集い、学校法人「デビル学園」の、オフミーティングが、新潟県の妙高高原で開催されました。今回は、大阪や、金沢におられる方々との合流もあって、大変エキサイティングな週末となりました。

今回、金沢からのS氏とP氏とも、初顔あわせとは思えない、意気投合振りで、予想以上の「絶口調」に、圧倒されました。

P氏の400Eは、アンチ W124派の私も、認めざるを得ないほどの程度のよさでした。室内の革シートのクオリティも、上々で、思わずスチーム・クリーナーで、完全つや消しに、したくなる衝動に駆られましたヨ。。。道路状況や、維持コストなどを考えれば、やはりW124は、Best Choiceであることは、疑いありません。その中でも、400Eは、十分以上のパワーと、質感をあわせて持っているので、大事に乗ってくださいね。。

今回のオフの、千両役者、S氏の、ベントレー・ミュルザンヌSは、想像以上のグッド・コンディション。

まずは、外装の美しさ。これは、前オーナーの保管状態が良かったことに加え、S氏が購入されてからの、保管環境や、メンテナンスも抜群に良いことが大きいのではないでしょうか?

室内は、わずかに使用した形跡をうかがわせながら、徹底したDIYクリーニングで、きわめて清潔に保たれています。

乗り心地は、私の、ターボRとシルバースパーⅡのちょうど真ん中で、非常においしく感じます。高速巡航も楽で、エンジンの反応もよく、巨きな車体が苦にならない。

エボナイト製の細いハンドルをつまむように握りながら、思いのほか伝わってくる路面感覚を頼りに、巨体に鞭を入れながら、高速道路をハイスピードで巡航するのは、オーナーだけの楽しみなのかもしれません。

そして、街中では、好きな音楽でも聴きながら、窓から流れる風景を眺め、静々と走る。その間、室内は静粛そのもの。最新の車の無音のような感覚ではなく、遮音材をたっぷりと使った、贅沢な静かさ。パワーも静粛性も物量比例の法則がそこにはあります。

K氏の、W126 560SECに乗れなくて残念でしたが、最後の高速入り口で、「秘伝 めっきモールの磨き」を、披露出来て、大変光栄です。この車は、めっきが命ですから、あの方法で、しこしこやってみてはいかがでしょうか。

やはり、このようなオフ会で、さまざまな車に乗ることで、経験を積み、他の方の意見を参考にし、かつ刺激にしなければ、単なる自己満足に陥ってしまいます。そして夜は、同じ趣味を持つ友と、盃を傾け、夜更けまで語り合うことほど、楽しいことはありません。

2009年5月10日日曜日

W140 600SEL 細かいメンテ


本日は、GW中に出来なかった作業にトライしようと、前日から意気込んでおりましたが、またしても寝坊してしまい、、、かつ、「アフリカのどこかの治安の悪い街中で、迷ってしまうという」、悪夢を見てしまい、起きても気分は優れず、、、、

しかし、一念発起して、AMG S600Lのグローブボックスのリビルドのために、シュテルン逗子に、注文した、ショートパーツ関係を、取りに行きました。私の保有している車のうち三台はベンツなのに、逗子に引っ越してから、お世話になったことがありません。まあ、ディーラーは高いという先入観もありますが、最近はなんでも交渉次第ですから、時と場合に応じて、使い分けたほうが良いのかなとも思います。

今回は、ベンツではなく、ベントレーで入庫しましたが、サービス・スタッフや営業マンが、すっ飛んで来るのが不思議。やはり、ロールスロイスやベントレーは、威圧感ありますからね。。

しかしながら、届いたねじはどれも微妙にサイズが合わないので、使えないことが分かりました。。普通のねじですが、純正ということでしたが、、やはり年数がたったモデルは、あまり過信は禁物でした。

内部のケースを止める、グルメットや、ウッドパーツを止める、ナットのみ使用し、ねじはホームセンターで新たに購入することにしました。
その後、140のラジオアンテナの長さの調整、バッテリーのチャージ、ナビの調整、タイアの空気圧の調整、洗車機にで「FK-Ⅱ 最高級コース 1000円也」を′奮発し、数か月ぶりのたっぷりとシャワーを浴びさせて、すっきりしました。その後、ガラ空きの134合線を走ってみて思うこと。。

この車は、めちゃくちゃ早い。500SLも速いけど、ノーマルの600SELも、くそ早いです。。アクセル・フィーリングが良いので、AMGよりも、速いかも。。

また、張替のために、近所のイエローハットでオーダーしたレザーが完全に色違いで、お店に文句の一つでも言いたくなりますが、、、まあしょうがない。。色違いのレザーが1m×1mあってもしょうがないのにね。

そこで、インターネットで、家具用レザー最大手のシンコールに、サンプルをお願いし、実際に合わせえてみたところ、色と言い、シボといい、最も近いものをオーダーしました。これを、ヤフオクで購入した、純正のグローブボックスに張りかえて、再度装着すれば、パッと見は、誰にも分からないくらいの仕上がりになると、、ひとりほくそ笑んでいます。


明日は、500SLのヘッドユニット交換に挑戦しようかなと、、思っています。

2009年5月7日木曜日

AMG 集中ドアロック  直りました。




日は、連休の最終日であったので、AMGの集中ドアロックの整備と、600SELのナビの設定と、洗車くらいは、する予定だったのですが、、、、

朝から作業を決行しようと、前の日の晩までは、やる気満々でしたが、昼夜逆転した生活が続いたので、起きたら昼間の二時でした。。。

AMG S600Lは、先日のナビのインストール後、どういうわけか、集中ドアロックが効かなくなり、困っていました。取り付け業者に聞いてみても、思い当たる節はないということ。いくつかのチェック事項を教えてもらいましたが、腑に落ちず、W140のオーナーズサイト The First Benz/W140というオーナーズサロンで、質問したり、、、こういうトラブルって、結構気になるものですよね。

まあ、行動するのが先決ということで、重い腰をあげて、AMGの置いてある、家から少し離れたっ駐車場に行こうとしたら、いきなりの雨。。ついていないね。

現場到着。。まず疑うべき点として、ヒューズをチェック。よく見ると、本来あるべき場所に、ヒューズが入っていないことに気が付き、ノーマルの600SELからヒューズを抜き取り、再度チェックしたが、変わらない。。そもそも、その場所は、リアのバニティミラーの照明だったので、関係ないといえば関係ない。
昨日、業者の方より、室内のドアロックスイッチを再度スイッチをONにしてみれば、動くかもしれないと聞いていたので、ダメもとでやってみたら、見事にドアがロックされた。非常にうれしい!!!

そして、外から、キーレスエントリーを作動させたら、こちらも見事にOK。さらに、室内灯がドアの開閉に連動しないのは、単なる設定の問題であった。

こんなに簡単に解決していいのだろうか?久々に、DIY整備の醍醐味を味わいました。まあ、このトラブル自体は、無くて当たり前のトラブルですが、苦労も楽しみに変えれるかどうかが、中古外車の奥の深さかもしれない。

この車両は、W140の秘技である、ドアのオートクロージャーが、もうひとつ調子が悪いので、時間のある時にチェックしてみようかと思う。

次に、、、普段全然乗っていない、W140 600SEL。前回、修理した後に、接続した、ナビゲーションの設定を行うつもりで、エンジンをかけたら、バッテリーがあがってしまってかかりません。。やっぱり、月に一回しか乗らないと、こういうことになるのか??でも、100Aもある大きなバッテリーなのだから、こういうことでは困る。。今度は、Panasonicのカオスに変更しようと決心し、ブースターケーブルを探したところ、、、どの車にも積んでいなかった。。。ブースターケーブルをどこにしまってしまったのだろうか?もしかして、捨ててしまったのかな??

GWの最終日なので、JAFを呼んだりしたら、何時間かかるか分からないので、潔く諦めることにしよう。。

それにしても、600SEL,,あまりにも乗らないので、タイアの空気圧も随分と減ってしまっているようだ。もう少し大事にしないといけないと、、反省した。時間のある時に、モール関係もきっちり磨き、気合いを入れて洗車しよう。。。

しかし、こちらの気合の入っている時に限って、雨が降るのはなぜなのだろう??