ロールスの中でもカマルグはイタリアのピニンファリーナがデザインした流麗な大型クーペで、その生産台数は600台程度と非常に珍しく、その中でもリミテッドはマリナー・パークウォードが内外装を手がけた 事でもでもさらに稀少で、総生産台数は12台との事。希望落札価格よりもたった30万円下で指値したのが、運の尽き、、(泣)、その後、プールで一泳ぎしている間に、落札されてしまいました(号泣)悔やんでも悔やみ切れないとは、この事です。。
私の目がマジだったのか、店長と思われる方の詳細な解説があり、いかにこのカマルグ・リミテッドが稀少かつ程度がいいのかをお話されました。
当然、今回ばかりは横浜コーンズに直行させ、駄目だし整備をお願いする。基幹部分が完璧になったら、内装を徹底的にメンテして、仕上げにマッキントッシュのCDデッキ&カロッツェリアのHDNAVIを装着して、13cmのアルニコのフルレンジユニットを内装を壊さずにインストールして完成。。
このモデルは、前期型は、コーニッシュと同じ、シルバーシャドーをベースにしていると思われますので、多分、、、、、トラブルが多いのではないかと思われます。
なお、Limitedは、SZ系なので、問題は少なかろうと思います。(まあ、シャドー(SY系)とスパー&スピリット(SZ)は基本的な設計は、ほぼ同じですが、ハイドロ関係の仕組や燃料噴射が違う
実際見てみると、写真と実物の印象は相当違います。尋常ならざる存在感があります。第一印象は、、、かっこ悪いというよりも、、顔が変。。うなぎ犬みたい。あと、デザインがバリバリの70年代してて、今これを乗るのがおしゃれかどうかは微妙、、後、、日本で似合う場所ってどこなのか??
SZ系のロールスよりも、幅広く、背が低い。見た事も無いような長いドア。絶妙なホイールアーチのカーブ、、そして横から、そして後ろ斜めから見た時のプロポーションは非常に美しい。
これは英国車のダンディズムというよりも、イタリア車、、とりわけフェラーリ、ランチャの往年のモデルだけが持つエレガンスをはっきりと感じました。
コーニッシュがクラシックならカマルグはモダン。流石は、ピニンファリーナのデザインです。まあ、白黒でB&Rを並べるのも嫌味ではありますが、これ単品でも十分に欲しくなる。
最大の見せ場は、、内装のコノリーレザーが尋常ならざるクオリティ、、これは、、他のロールスとは別格だ!!!
その後、秋の湘南の空いた道をドライブしながら、葉山の音羽ノ森ホテルのカフェテラスでたたずむ私。。。。(アホ)
という調子で、妄想&資金繰りをしていたんですが。。結局、、夢に終わりました。
まあ、、、こう考えると、ベンツは妄想をかきたてる要素があまりにも無い。
後日譚として、その後、未練がましく出品したお店に聞いたところ、すでに海外に買い手がいたらしく、翌日には業者さんが取りに来て、すでにもう港を出たとの事。
日本は世界一ロールス&ベントレーが安い国らしく、さらにカマルグのリミテッドというモデルは世界で12台しか作られなかったようで、このような稀少モデルはそれなりにすぐに買い手がつくようです。まあ、要は縁がなかったというだけの事です。