そこで、SZ系のオーナーの悩みのひとつはタイヤ選びであろう。ロールスやベントレーの純正タイア・サイズは、ターボRが、255 65 15、ロールスロイスが235 70 15のという、まるでSUVのような仕様である。そうなると、大手のタイアメーカーからは殆ど選べないというのが現実である。また、サイズのタイアはあるのはあるのだが、トレッドパターンがアウトドア仕様のものが殆どであり、選択肢からは除外される。
ロールスやベントレーのあの独特の乗り味をもたらしているのは、シトロエン譲りのハイドロサスペンションと、、1.7という異様に低い空気圧、そして、純正のAVONのタイアに見られる時代を感じさせる丸いショルダー、、、これらの組み合わせでは無いだろうか。
最良の選択は、もちろんAVONなのは疑いようも無いが、何せ価格が高い。日本でも海外から個人輸入しても、1本5万円というのが相場である。
今まで、ベントレー1号機には、コンチネンタル・エココンタクト、すでに売却したシルバースパーは、思い切ってAVONをアメリカから個人輸入しました。この顛末は、ここ!!
今回は予算優先で、初めてアジアンタイヤを選択しました。銘柄は香港のRADARという銘柄です。四本送料で三万円以下という素晴らしいお値段です。このサイズがいまだに市場があるのは、もはやアメリカくらいでしょう。アメリカのユーザーレビューを読むと概ね良好で、特に乗り心地や静寂性にかなり高い点がついています。
新車時から無交換のAvonは山こそありますが、カチカチでかつ長期保管でタイヤが変形していました。もう無条件に廃棄処分です。
さて、試乗してみました。
素晴らしい乗り心地です。Avonのようなしずしず感はありませんが、75の偏平率に空気圧1.7の効果でしょうか。
二号機は、ブレーキアキュムレーターとエアコンのガス漏れの処理と、エキパンとリキッドタンクの交換で、ほとんど極上になりそうです!
今回は、いつもの鉱物油シェブロンの20 W-50にして、エンジンの調子も問題ないです。
そして、趣味のカーオーディオには少し凝ってみるくらいでしょうかね。
やっぱり、ベントレー良いですね!