9月の半ばに納車されてから、いまだにナンバーがつかないVolvo XC70。その理由は、SB系の70シリーズによく発生するフロントデフからの異音である。
VolvoはFFベースの4WDの為、このトランスファーを介してプロペラシャフトを通じて後輪に動力を伝えている。ちなみに、この部分をVolvoではアングルギアと呼んでいる。
しかし、何らかの理由でこのトランスファーからオイルが漏れると、内部のギアが損傷して異音が発生し、そのままにしておくと内部のギアが完全に駄目になってしまい、アッセンブリー交換の30万円コースということになる。
10月の上旬に近所の日産ディーラーに預けたものの、生憎このXC70用のアングルギアの内部のシール(下写真)の入手が遅れに遅れ、結局は11月の上旬に日本に到着した。そして、日産の工場では修理が出来かねるらしく外注に出すことになったが、その工場も順番待ちという状況らしく、ようやく来週くらいに入庫できるとの事であった。
「トランスアスクル」という言葉自体がはじめてで、一体何を指すのかが分かないまま、低走行、内外装の程度が良しと判断して、上機嫌で落札したのであった。
しかし、この「トランスアスクル」がここまで長引くとは、、、完全な計算ミスである。
※しかし、これには私も責任がある。このVolvoは一回目の大阪ZIPでの出品の際には、このような注意書きがあったのだ。「トランスアスクル?異音あり」と。
オークション会場によって、重大な故障箇所に対する検査員の基準も様々で、HAA神戸のように他の会場で流札が続いた車が多数集まる会場では、検査員の指摘も甘くなりがちで、ここでの出品の際には、この箇所に対しての指摘は全く無かった。
これらは出品時の写真である。なかなかの美車であると判断できる。
リアからの眺めが本当にかっこよい。